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「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」(おすすめ映画)

はい。今回のおすすめ映画は、こちら。

「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」です。


2019年公開なので、3年ほど前ですね。

ヘイヨーさん、この映画、劇場まで見に行ったんですよ。
いや~、一言で言って「最高ッ!」でしたね。

ただし、注意点があるので、今回はその辺を説明していきたいと思います。




まず、何が最高かって。ゴジラ愛にあふれてます!
作ってる人たちがゴジラ大好きってのが、見てるだけでわかります。
なぜかというと、過去に日本で作られたゴジラ映画のオマージュが、そこかしこに隠されてるから!

あと、映像が凄い!
最初、キングギドラが氷の中に閉じ込められてるんですけど、ギドラが氷の中から復活するシーンとか最高!

ラドンも凄いんですよ。
ゴジラ映画史上、最もカッコいいラドンじゃないかっていうレベル!

モスラにも最大の見せ場があって…
まあ、金子修介監督の「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」の丸パクリなんですけどw
そこは、ゴジラ愛に満ちあふれてるので、許せちゃいます。


じゃあ、何がダメかって?完全にシナリオです!
「え?そんなコトあるか?」みたいな展開が次から次へと起こります。
たとえば、そこら中、放射能だらけなのに防護服も着ずに突っ込んでいくし。怪獣でも大ダメージ受けるようなギドラの破壊光線の中を人がよけながら進んでいくしw
あと、博士(お母さん)の行動心理がムチャクチャw

…と、いろいろと突っ込みどころも満載なのですが。
でも、これが「いいゴジラ映画」なんですよ。むしろ「正統派のゴジラ映画」とも言えます。


その昔、日本では毎年のように東宝制作でゴジラ映画が作られていた時期がありました。
その頃のゴジラって、地に落ちていて。内容的にはグダグダ。技術も、かつての高度な技術力は見る影もなく、残念極まりない時期が長く続いてたんですね~

それでも、ゴジラファンは見に行くわけですよ。わざわざ劇場まで足を運んで。
そして、帰りに飲み屋で「ああ~、今年のゴジラもダメだったね~」と愚痴を言い合ったものです。

たま~にアタリの年があると、「今年のゴジラ最高だったね!」「ムッチャよかったじゃん!」と盛り上がる。

そんな時代があったわけです。


つまり、この「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」って、まさに東宝時代のゴジラをまんまやっちゃったんですよ!シナリオグダグダだった、あのダメな時代のゴジラをw
ただし、技術力だけはハリウッドの最新のCG技術を駆使して、「これ以上ないッ!」ってレベルで仕上げてきちゃった。

そういう意味で、この映画、昔ながらのゴジラファンにこそ見ていただきたい!

フツーの人が見たら「なにこれ?ストーリーはムチャクチャで、大金かけて無理矢理作った典型的なダメなハリウッド映画の見本じゃん!」ってなっちゃうかもw

そういう意味で、おすすめです!

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