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11月27日:問題行動に「その場では対処しない」という選択を

おはようございます。

急いでる時ほど、体はゆっくり動かした方がいいと思っている安部です。非常ベルが鳴ったらダッシュで駆けつけますが、現場に着いたら落ち着くことが大切。

力まずなめらかにペースを上げるには、脱力が肝心。

さて今日は、目の前で子どもが問題行動を起こした時の対応について。こういう意識を持つとだいぶ落ち着けるかもね…という話です。

若い先生向けですが家庭でも活かせると思います。

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明確な害意かただの悪ふざけか、それともしつけ不足による無自覚な行為か…背景はともかく、子どもはわりと社会通念に外れたことを行うもの。

ほかの子や、時には自分が被害を受けるから、基本的には注意・指導が必要な場面です。

家庭でも、たとえばおもちゃを片付ける場面でおもちゃ箱とは逆方向に放り投げたりしてこちらが不愉快になることもありますよね。

教育の現場では注意・指導と称賛についていくつかのセオリーがあります。

ほめる時はみんなの前で、叱る時は個別に。
タイミングを逃さずその場で指導することが大切。
あくまでも行為への叱責に留め、人格否定はしない。

僕も基本はそれでいいと思います。ま、「タイミングを逃さずその場で」と言いながら「叱る時は個別に」って、集団場面で一部の子が問題行動したらどうすんねん…という点は考える必要があるとは思いますが。

今日話題にしたいのはこういうセオリーとはちょっとちがう視点の話。

「タイミングを逃さずその場で」というセオリーとは無関係に、その場で指導している先生が結構いると思うんです。

正確にいうと…

ついその場で指導してしまっている

という感じ。

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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。