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知の熟成
1.感覚統合を学び直した
いつだったかにも書いたが、今月ふいに学び直したくなって、感覚統合の研修動画を見直した。90分のセミナーを何本か見直していろんな気づきがあった。
まず「あ〜俺それなりに感覚統合知ってんな」という感覚。
感覚統合は、学習支援の領域で考案された理論で、計算や文章読解などのいわゆる勉強に対して、それ以前の「見る」「聴く」「読む」に必要な体の機能を整えていこうとする考え方。
もっとざっくり言うと…
勉強が苦手な子の中には、バカではなく身体が未熟な子がいるんですよ!
という話。
僕自身の塀の中での実感や、数年前から話題のコグトレにも通ずる理屈で、僕的には「まぁそうですよね」という感じなのだが…理論としてきちんと勉強したのはここ2年くらいのもの。
一理も二理もあると思っていて、放デイの支援にもめちゃくちゃ活用してる。
元来不勉強で、非アカデミックな人間である僕は、学んだとはいえ「まだまだわかってない」という感覚だったので、動画見直して「あ〜ほぼ知ってんな」という感覚になったのは新鮮な驚きだった。
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2.学び直して起きたもう一つの変化
放デイで働きはじめてはや1年3ヶ月。
子どもたちともそれなりに長いつき合いになっている。
もちろん、いろんな特性を理解して個別に対応しているし、子どもたちからの僕への信頼もかなり大きなものになっている。(保護者からも)
でも…
学び直して新たな気づきがたくさんあった。
あ〜、あの子は平衡感覚のあそこが未熟なんだ
とか
この子は触覚が鈍感だからたぶんこういう傾向があるな…
とか
つき合いの長い子に対しても新たな発達課題を見つけられたし、ほぼ初対面の子に対して感覚統合の観点からさりげなくテストして、課題を見極めることもできてきた。
すでに知っていることで、無意識レベルで使っていた考え方ながら、学び直したことでより鮮明に、自覚的にそれを使うことができるようになった。
明らかに感覚統合という理論を用いた支援者としてのレベルが上がっている。時を経て学び直したことによって、知識や技術が急上昇した。
これは、ただ時が過ぎればいいというのではなく、実践を積み重ねていることが大事なんだと思う。「学び直し」なんてろくにしてこなかったけど、たまにはこういうのもいいですね。
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3.実践報告
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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。