子どもの主張がかき消される学級(その1)

我が家では、日々の生活を質の高いものにするために、自分が思ったことははっきり主張するように教えています。
もちろん、自分の意見を通すだけではただの我儘になるので、なぜそう考えたか相手に伝わるようにしっかり説明できないといけないこと、別の意見の方が正しいと思ったら、或いは多数であれば自分の意見を退けることも大事なことだと伝えています。
親として我が子が成長する上で最優先で身につけなくてはいけない能力だと思っています。

そんな中、6年生になる娘が学校での行事の進め方や、教師の考え方で納得いかないことがあると相談されることがありました。よくよく話を聞くと、我が家からして到底理解でいない言動が多々あり、憤りを感じざる得ませんでした。しかし、私たちの考え方が間違っている或いは、偏っていることも考えられるので、noteを作成し広く意見を聞きたいと思います。


ことの発端は4月


新学年がスタートし、学校行事として1年生と6年生が一緒にレクレーションを行うイベントがありました。学級代表になった娘は、イベント内容を考えていますが焦っていました。話を聞くと突然開催日を告げられて時間がない上に、コロナ対策をしなくてはいけないのでいろいろ工夫しなくていけないところが多いようでした。休み時間を返上して考えているけどいい案が浮かばないと言っていたので、休日に家族も手伝ってアイデアをまとめました。

当日帰宅後話を聞くと、やはり時間が足りず学級代表同士のすり合わせがうまくいかなかったようで、グズグズした展開になってしまったそうです。会が終わった後、担任に呼ばれうまくいかなかった注意を受け、最終的に1年生6年生の前で謝罪をしなさいと要求されました。娘は納得いかなかったそうですが、早く終わらせないといけないと思い『会が上手く行かず、すいませんでした。』と謝ったそうです。あとから友達になんで謝ったの?と聞かれたと言っています。
それを聞かされ、担任の言動に驚きを隠せませんでしたが、話はそれだけでは終わりませんでした。

新学年1週間後に書いた反省文が公開される


スタートから1週間が経ち、『今、自分たちに足りないところ』という題で作文という名の反省文を書いたそうです。これは毎年行う学校恒例のものではなく、担任が考えたもののようです。おそらく、新学年そうそう子どもがダレないようにと言った主旨なんだろうなと思いましたが、先のレクレーションのこともあり、担任の思い通りに進んでいない焦りもあるのかなと感じました(これは私の主観です)。この作文は誰にも公開しないからという約束のもと、子どもたちに書かせたようですが、翌日の学級通信に掲載されたそうです。これには娘も驚いたそうですが、多くの子どもが『話が違う。』と言っていたそうです。

父、校長、担任、学年主任で面談


このほかにもクラス全員で決めた級訓が担任の一存で勝手に変更され、決定されそうになったり(こちらは娘の抗議により再度検討され納得のいくものになりました)、細かい『?』がたくさん噴出したので、私が校長先生へ直接メールし、面談することになりました。
面談は私、校長先生、担任、学年主任(別のクラス担任)の4人で行われました。私は、学校の教育方針に文句をつけるつもりはなく、娘からのヒアリング、友達の意見、友達の親からの意見を踏まえて事実確認がしたいと伝えてありました。
まず、1年生とのイベントは、事前に会の日にちは決まっていたのか、子どもたちに伝えたのか、時間がないことは認識していたのか、先生たちは上手くいくようにサポートしていたのかを確認したところ、会の日にちはギリギリで決定した、子どもたちに伝えた日には覚えていない、時間がないことは認識していた、休み時間に一所懸命話し合いをしていることは知っていて、サポートもしていたと校長先生から返答がありました。そうであれば、適切に会が進まなかったのは先生側にも非があるのではないか、学級代表だけに謝罪をさせるのは間違いではないか、そもそも人前で謝罪させるのはいかがなものかと伝えました。そこで、返ってきた担任の言葉は、『謝りなさいといったか覚えていない。』というものでした。これは事前に娘から『先生、謝りなさいって、言ったっけ?』て言われたと聞いていたので、その場では驚きませんでしたが、教師として年長者としてあってはならない、子どもが一番傷つく行為だと指摘しました。学年主任から以後注意し、私がフォローしますと言われましたので、くれぐれもお願いしますと伝えました。

担任からも意見を聞きたかったので、先生の考えを聞いたところ、娘はしっかりしているので頼りにしている、6年生の担任は初めてなので不慣れなところもあり迷惑をかけている、コロナの影響もありバタバタしているとのことでした。この時点で、私の確認事項に対してのリアクションはなく、考えているようで何も考えていないタイプの人なのかなと感じました。

反省文を学級通信へ公開した経緯を聞きたかったので、担任に話を振った瞬間、明らかに『バレた』という顔に変わりました。案の定、校長先生には報告しておらず、校長先生が慌てて謝罪する形になりました。担任もその事実を認識していて平謝りだったので、私に謝るのでなく、子どもたちに謝ってくださいを伝えましたが、後日クラスで謝罪はなかったそうです。

この時点で、私の中の担任像は以下のようなイメージになりました。
1 自分の思い通りにならないと慌てる、もしくは誘導する。
2 自分の言動に責任感がない、責任感が必要だと思っていない。
3 深く考えない、失敗してもバレなければラッキーと思っている。
4 段取り力がない
これは、あくまでも私が直接会話をして抱いたイメージなので合っているかどうかはわかりません。

というような、娘の性格からして、火に油のような担任が受け持つようになり、前途不安な学年が始まりました。


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