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ほろ苦い

連続しろと人が飛ぶ
馬鹿にしてたが間違いで
遠方に見えてた飛空挺達は
僕を通り過ぎて赤い夜へ
明滅する点を繋げたぼやけた線
知る限りの情報量で埋める
サクサク食感を楽しんでるうちに
後悔する暇を失ってしまった
太古の夢を今更叶えようとして
躍起になっても空咳が少し鳴るだけ
扁桃腺なんだから腫れるだろうと
迷子センターの放送室で泣いて
うるさくなるまでは静かだった
その場所に息づいていた景色のこと
思い出さずに今は絵にして飾る

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