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歌って帰る

信じられるもの何もない
その分
月にお日様、夕暮れに干潮
静まり返った部屋の中央の穴
から、どこへでも落ちれる
遠ざかる前髪、夢の中で通せんぼ
知ったかこいた友人はドラッグ
砂漠の中で吐く何度も何度も
取り止めのないことまとめて本にして
感動した後で気づくけど辞める
気づくのを辞めなくちゃと思う日々も
いつか僕らに降り注ぐ光
最低レベルで勝利したいなと
肩車されても届かなかった木々と
白骨化した映像、テレビで見ても
自分のことだと思わない自意識過剰
潤すために生きた人々
言葉に眠るのは誰かの香りか

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