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読書記録Vol.130『よくがんばりました。』 喜多川泰・著

みほです。今日は、
『よくがんばりました。』(喜多川泰さん・著)
を紹介したいと思います。

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大好きな喜多川泰さんの新刊(この記事を書こうとした当初/涙)。
わくわく★

◆心に残ったポイント

「あなただって父親がいないのに立派に育ったじゃない。きっといなくて寂しい思いや 辛い思いもたくさんしたんだろうけど、そのぶん強くなったり、優しくなったりもしたでしょ。あなたが、父親に甘えたかったのにそうさせてもらえなかったことを恨む気持ちもわかるの。ただ、一方で、そのおかげで今のあなたのように強く優しくなれたのも事実でしょう。あなたは可哀想ではない」(電子発行版 119ページ)

私やその友人から見れば、なに不自由なく、すべてが 揃った環境に生きているように見える子も一緒。『可哀想な私』という殻のなかで生きている。だから多少拗ねたって、グレたって、不機嫌になったっていいでしょ、その権利はあるでしょって思っているし、それに同調して『可哀想ね』って言ってくれる大人や友人を探してそこに 留まってるのね。私が一番不幸だって。(電子発行版 124ページ)

いつも考えていることは、「(こんなことしたら誰かに迷惑をかけるんじゃないか)」ということばかりで、少しでもその可能性があるなら、やろうとしていたことを我慢している自分がいた。自分のやりたいことではなく、周りがしてほしくないだろうと自分が想像することのほうが優先されている。果たして自分はどこにいるのか。それで自分は幸せなのか。(電子発行版 139ページ)

「(人生には、祭りが必要だ)」

「人は誰もが、生まれた境遇も違えば、育った環境も、触れ合う人も、出会う出来事もすべて違うでしょ。その人にしかわからない苦難や苦労のなかを生きている。あなたのお父さんは〝湊哲治〟という人間の人生を、他の人には決してわからないその人生を、生まれてから起こるすべての出来事を受け止めて、あらゆる条件を引き受けて生き切った。人間の 凄みというのはそういうところじゃないかな。他の誰も〝湊哲治〟の人生を生きるだけの強さはない。彼だけが〝湊哲治〟の人生で起こるすべてのことを受け入れて生きるだけの強さがある唯一の人間だった。(電子発行版 157ページ)

下書き期間が長すぎて、
どこがどう自分に響いたのか忘れかけてしまったので
時期を見てリライト予定です。

でも、『人間の凄み』

わたしが見てみたくて
体現していきたいのは
きっとこれなんだよなぁ・・・

◆こんな人におすすめ

・人生には、祭りが必要だ。

2023/6/27
みほ

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