カツオの時代が来た!
バッカモーン!!ゆうてカツオはほぼ毎日怒られていますが、昭和のファミリードラマだとたしかにあのキャラはワクをはみ出した害悪でしかない。
変化はないが平和で安定している世界では、真面目で勤勉な市民が社会をささえているから当然だろう。
しかし、そのような時代からカツオのような存在は皆のあこがれであった。そしてそこから湧き出る嫉妬が彼をたたく要素にもなっていたのもたしかだ。
さて年号が令和になり、サザエさんの世界感はすっかり過去のものになってしまった。
今では常識を信じて疑わないいい子ちゃんのほとんどがAIに代替可能になり、インターネットにより情報は民主化され、SNSという主人公製造ツールが登場した。そこへもって感染症の流行である。
もう5年先の未来すらイメージできない激動の時代に様変わりしてしまった。
前時代まで常識をふりかざし、アブノーマルを叩いていた連中は軒並み不安に震えている。
そんななか、相変わらずのカツオである。
持ち前の多動力を発揮し、トライアンドエラーをくりかえしながらも人と人をつなぎ、需要と供給を生み出す。自身へのリターン構築もぬけめない。そんな人間味溢れる彼に、皆は信頼を寄せるだろう。
今まで一番信用出来ないやつだったはずのカツオに一番信頼を寄せる。
レイトマジョリティの手のひら返しというやつだ。
それでもカツオは人のことをバカモノなどとは決して言わない。
ここが一番重要。
ここ最近、不安に押しつぶされそうになっていたのだが、今こそカツオの生き方をトレースしようと思う。なりふり構う時代はもうとっくに終わっているのだから。
あ、くれぐれも外出は控えましょうね。。
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