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1121 はじめてのタッカンマリ

彼氏の家に泊まって、起きたらすぐ歯医者に向かった。少し遅れてしまったが、到着後治療を受けた。

私たちは相変わらずギリギリまでベッドに横たわり、たくさんたくさん寝た。やっぱり隣に好きな人が寝てるってめっちゃ幸せなことじゃないですか。ロングかつ深い眠りにつくので、もう少し構ってと思ったりするのだけれど。

歯医者の近くまで彼は送ってくれて、そこでまたねとお別れした。家に帰宅してからシャワーを浴びて外に出る準備だけしてあとは部屋に篭った。

しばらくして大学の図書館に予約した本を借りに行こうと思い当たり、早速本屋に向かった。2冊の本を受け取り、自習しようとふと思ったが待ち合わせまでの時間が思いの外難しかった。空いてる椅子に束の間着席して、本を読んで少ししたら大学を出た。

予定していた電車よりも一本早く乗れそうだと思ったが、到着時間が変わらないことがわかった。とはいえ、乗り換えが必要ないようだった。「でかした」と思い深々と椅子に座った。ぼけーっとスマホを眺めていると気づいたら待ち合わせの時間を過ぎていた。慌てて友達に一報を入れ、逆方面に向かう電車に飛び乗った。

記憶によれば、私が利用している路線の改札から待ち合わせの出口は相当遠い。登って歩いて歩いて降りて歩いてまた登って、歩いてまたさらに登って…という具合。駅を通るもう一つの路線からは近い出口のようだが、別の路線にしても遠すぎるので別の駅に名付けてもよいのでは、と足早に歩きながら思った。

やっと友達と合流して謝罪した。その子と約2ヶ月ぶりに会う。大人になるにつれて友達の性質が変容してきていると感じる。高校時代までは友達と土日や長期休みを除くと毎日会うことが当たり前であった。しかし、今となっては「月に一度会えば仲が良い」という言葉を聞くくらいだ。実際に仲の良い友達とでも会う機会はそう多くない。大人になると学校がなくなり、プライベートの時間が減るのだから仕方がない。
4月になれば晴れてなのか曇ってなのか社会人になるのだが、毎日会う会社の同僚とはどういう関係を構築していけるのだろうか。友達となるのだろうか。

その後友達とともに予約してくれているお店へ向かった。タッカンマリのお店を予約してくれているらしく2人で地図を見ながら歩き出した。韓国料理はチゲやサムギョプサル、チーズカッタルビなどを食したことがあったが、このタッカンマリとやらは初めてであった。食べ放題ということで、スープ、トッポギ、ネギやエノキを足りなくなる都度追加した。友達とともに挑戦した桃のマッコリも爽やかな甘みが口に広がり、最初の一杯はグラスで頼んだが、その後やかんで注文して分けた。

口で幸せを噛み締め、腹を幸せで満たしながら熱々のタッカンマリを食べた。途中で入れたうどんも最後の雑炊もたまらなく美味しかった。再びタッカンマリに挑戦したいと思った。

友人の恋バナを聴きながら、片想いしていること、そしてその片想いを実らせるべく行動していることを羨ましく思った。私自身望む恋愛はできているが、能動的な行動が足りないなと感じる日々だ。そこまで熱烈に誰かを求めることもまた難しいと感じる。自分に思い込ませることも大事ということなのだろうか。

食事後はしばらく歩いてイルミネーションを見た。スタバでキャラメルマキアートとチョコレートクッキーを購入し、寒空の下食べながら歩いた。お腹はたぷたぷになり、たくさん食べるという意気込みで着てきたスカートに締め付けられるまでに膨らんでいた。

友達と途中の駅まで一緒に帰り、卒業旅行へ行こうという約束をして別れた。

家に帰る前に、バイト先の最寄駅ご途中下車して制服をとりにバイト先まで行った。偶然にも塾長と元親友が帰るタイミングであった。元親友…、以前の日記で少しお話した通り少しわだかまりがあった後で三か月後の再会だった。塾長に制服を取りに来たことを告げ、私はその子とは一度も目を合わせなかった。その後塾長と別れ帰り道は彼女2人となったが、気まずそうにしてくれればよかったものを。元気そうに自身の恋愛の話をし始めたときに不愉快極まりない気持ちになった。よりによって恋愛話かよ、と。彼女に嫌いとぼろくそ吐き捨てて傷つくさまを見たいとさえ思ってしまった自身の醜さよ。私ばかりが悩んで悲しんで。やっぱり彼女にとって私はただ話を都合よく聞いてくれる相手に過ぎなかったのだ。
明らかにこじらせたメンヘラになっているという苦笑で彼女の話にうんうんとうなずきながら聞いておいた。彼女には私が笑顔で聞いているように映っていたのだろうか。
彼女は私の言い分を聞いて何を思うのだろうか。私が被害妄想をしていると思うのだろうか。心がきれいで、優しくて、人を喜ばせることが好きで。そんな悪意の一切ないあなただからこそ憎み切れなくて、かえって自分が情けなくなって。そんな気持ちにさせてくるあなたを逆恨みしちゃって。そういうことなのかね。

後半がメンヘラ日記になってしまって反省。

帰宅後は疲れ果ててシャワーを浴びたのちにすぐベッドに入った。そこそこ歩いた一日となった。

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