親権・監護権の争いの軌跡 4

第1回調停

そもそもこじれているのだから調停で話し合いがつくはずもない。
が、裁判所はまず調停をやってみて、と強く勧めてくるのでこのステップを踏まざるを得ない。
当然、その分時間が数か月余分にかかってしまう。

調停の様子は・・・
調停委員が男女各1名で計2人いて、一般的な質問がなされる。
もちろん真面目に答えるが、相手方とは話が食い違い、平行線のようにしかならない。
調停委員が、申立人、相手方それぞれから話を聞く時間帯があり、待合室と調停室を行ったり、来たり・・・

因みにこちらの弁護士は電話参加。事前の打ち合わせなし。
調停開始に当たり、電話で出席していることが確認されただけで後は一言もしゃべらない。
代理人弁護士は申立書には2名記載されていて、今回の調停にも2名電話参加しているらしいが、当初代理人契約の話をした偉い?方の弁護士は電話回線でつながっているらしく実務担当弁護士が「代理人2名出席しています」というが、ご本人は一言も発しないので本当にいるのかどうかわからない。
そんなことはないとは思うが、事務員に電話を持たせているだけでもこちらには知る由もない。
調停のやり取りを電話で聞いていたかどうかはわからないが、とにかく声は最初から最後まで聞くことはなかった。
また若い方の弁護士も最後の次回期日の調整の時以外、肝心の内容については一言もしゃべらなかった。
そして、終った後の打ち合わせもなく、その後も報告書はおろか何の連絡もなかった。

ずっと平行線で大した中身のある内容ではなかったので、構わないと言えば構わないのであるが、全く初めて裁判所での手続きを行なう人であれば、不安極まりないと思う。

ともあれ、私は一人で参加した気分であった。
そして改めて「弁護士に遠くの裁判所まで来てもらわなくてよかった」と思う。
弁護士には高度の法的な専門の助言を期待しているのであって、いくらそれが通らなければならないステップだとしても、ほぼ中身のない期日のやり取りに高額な費用を支払う余裕は少なくともうちにはない。

が、しかし・・・調停が終わってしばらく経った頃・・・・

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