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デンマークの工房「SVFK」がすごかった。アーティストにとって最高な街「コペンハーゲン」

文京区の工作室もくもくはりねずみのオーナー「きさいち」です。
今年の夏は北欧へ旅行に行き、デンマークに5日ほど滞在しました。
デンマークのアーティストを支援する制度・設備が素晴らしかったのでレポートとしてご紹介いたします。

デンマークで展示をするアーティストは誰でも使えるできる国立の工房「SVFK」

ウェブサイトはこちら…なのですが、

デンマーク語のウェブサイトで全く読めないのでChat GPTにお願いして翻訳してみました。

国立の作業場とのこと。
国が運営している工房って、すごいですね。日本だと聞いたことがないです。(ご存じの方いたら教えてください)

芸術のための国立作業場へようこそ 私たちは文化省の下で、特に要求の厳しいビジュアルアート、デザイン、建築、工芸、および保存に関するプロジェクトの実施に貢献する任務があります。

こちらでは、ご自身の作業場や設備では許されない大きなフォーマットで作業することができます。複数の大きなキャンバス、インスタレーション、そして彫刻を同時に作業するスペースがあります

利用には、申込みが必要らしい。

二つのプログラム内で申請してください

1. 開発プロジェクト
素材に基づいた、芸術的な研究/開発を出発点とするプロジェクト。これには、素材の探求、プロトタイプの製造、およびその他の前処理が含まれます。研究、探求、および革新の性格を持つプロジェクト。プロジェクトの目的は、しっかりと説明されている必要があります。

2. 作品制作
展示、装飾などに向けた作品の制作と完成に焦点を当てたプロジェクト。これは単一の作品または一連の展示が対象です。国内外での公開展示を目的としたプロジェクト。

ふむふむ。芸術の研究開発か、作品制作+展示をするアーティストが使えるようですね。

なんかよくわからないので、とりあえず行ってみた


入り口の看板を発見!

看板を発見したもののどこから入ればいいかわからずさまようこと10分…

通りがかりの人に聞いてみると、「ここは一般公開されている場所じゃないよー」と言われる。

ガーン、ショック〜

夫が「わたしたちは日本で工房を運営していて、遠くから学びに来ました。」と伝えてみたところ、

「それなら、中の人に聞いてみるよ」と、つないでくれてなんとご厚意で見学をすることができました…!!大変ありがたい…!

どうやら、事前にウェブから申請し、そのアート活動が認められたら利用できるという施設のようです。

道具が色々
木工ブース
大きな布に印刷できる機械
機織り機
金属加工ブース
デカイ!!!

木工・ファブリック・金属と階で分かれていて、なかなか個人では購入できないものすごく大きい設備が整っていました。

各エリアの説明もウェブサイトをChat GPTで翻訳してみました

織り工房 織り工房は約145平方メートルで、大きなフォーマットで作業するのに適した5台の織機があります。この工房は、テキスタイル印刷工房、染色、熱プレス、裁縫工房、およびタフティング工房と同じ階に位置しています。大きな切断フレーム、糸立て台、糸巻き機、スプール装置、その他のさまざまな道具で装備されています。 詳細を読む

木工工房 木工工房は237平方メートルで、天井高は2.8メートルです。機械加工、組み立て、およびテスト作業のために設計され、いくつかの作業ステーションがあります。ほとんどの大きな機械には自動的な排気ダンパーが装備されています。この工房は通常、一度に2人から5人の利用者を収容します。

金属工房 金属工房は約260平方メートルで、天井高は約4メートルです。一つの部屋は騒々しい機械作業用で、もう一つは作業台と大きな作品の改造のためのフリースペースで設計されています。工房には、持ち上げ能力がある天井吊りクレーンがあります。

アーティストはこれらを無料で使えるらしい

こんな大きな施設、利用料高いんじゃないの〜?
と、思ったら…

SVFKでの滞在は、文化生活への支援の一環として国からの奨学金です。アトリエ、作業場、ゲストアパート、相談などは無料です。ただし、材料費や必要な場合の印刷・コピー費は自分で負担する必要があります。

なんと、国からお金が!!利用のみならず、ゲストアパートも無料。

その他、QAも翻訳してみました。

Q. 私たちは複数人で一緒に働いています - どのように申し込むべきですか?
A. 1つの連絡先とともに1つのまとまった申し込みをアップロードしてください。プロジェクトと協力について説明し、すべての参加者の履歴書を添付してください。

Q. ゲスト住宅に家族を連れて行くことはできますか?
A. 家族を連れて行きたい場合は、申し込みにそれを書いてください。可能な限り対応します。その場合、アパートの使用に対しては個人的に責任を負うことになります。

Q. どれくらいの期間申し込むことができますか?
A. 滞在の期間はプロジェクトの性質に合わせる必要があります。最長で6ヶ月まで申し込むことができます。期間と施設に関して柔軟性を持つことが良いアイデアです。委員会は場合によっては、プロジェクトが短い期間で解決できると判断し、そのために短い期間を割り当てることがあります。

デンマークに行きたい!…ですよね?

最長半年、アパートメントを借りて滞在し、工房を利用できるなんて最高ですね。

デンマークの首都コペンハーゲンの街はギャラリーだらけで、たくさんのアート展示がされていました。みんな、アートを見るんだなあ。

すでにアート作品を制作している人は今すぐデンマーク滞在の企画をしても良いかもしれません。

そして今アート作品を作っていない方は、今日から作り始めましょう。

日本にいるうちは、ぜひうちの工作室を活用してくださいね。


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