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【基本中の基本】投資とは?

皆さんこんにちは!

私は、かつて三菱UFJモルガン・スタンレー証券のプライベートバンク部門で勤務し、多くの普通のサラリーマンが数億円以上の資産を築き上げる姿を目の当たりにしてきました。

この貴重な経験を生かし、現在は自らも運用を行いながら、投資を始めようとする方々に対し、成功への正しい道筋を案内したいと考えています。あなたが最初の一歩を踏み出すための信頼できるガイドとしてお手伝いできれば幸いです。

▼筆者の経歴
2020年に三菱UFJモルガンスタンレー証券を退職後、IFAを経て2024年にお金の総合相談所を開設したいとFundparkを開業。自身でも資産運用を行う傍らで、無料で投資や資産運用に興味がある人に正しい運用方法を提案。提案先で運用を始めると自社に収益が発生する仕組みを確立させ、今に至る。


投資の基本的な概念

投資を始める前に理解しておくべき基本的な概念について詳しく説明します。これらの概念をしっかり理解することで、投資のリスクを管理し、安定したリターンを得ることが可能になります。

1. リスクとリターン

リスク:リスクとは、投資における不確実性や損失の可能性を指します。すべての投資にはリスクが伴い、リスクが高いほど、リターンも高くなる可能性がありますが、損失の可能性も増えます。リスクには市場リスク、信用リスク、流動性リスク、金利リスクなどがあります。

リターン:リターンとは、投資から得られる利益のことです。株式、債券、不動産などの投資商品ごとにリターンの期待値は異なります。例えば、株式は高リスク高リターンの商品であり、債券は低リスク低リターンの商品とされています。

例えば300万円を用意し、投資に充てようとした際に、その300万円が全て無くなってもいいから何千万、何億円という資産を狙いたいのか。或いは、時間が掛かってもいいから着実に資産を増やしていきたいのか。

300万円を投資して、数日で何千万!何億!なんて広告は、十中八九、詐欺ですのでご注意ください。リスクとリターンは比例する。これを覚えてください。

2. 分散投資

分散投資:分散投資とは、リスクを低減するために異なる資産クラスや商品に投資を分散させる手法です。分散投資により、一つの投資が悪化しても、他の投資でその損失を補うことができます。例えば、株式、債券、不動産、コモディティなどに分散投資を行うことで、特定の市場リスクに対する依存度を減少させます。

分散投資の例

  • 地域分散:異なる地域の市場に投資することで、特定の地域リスクを分散します。

  • セクター分散:異なる産業セクターに投資することで、特定の産業リスクを分散します。

  • 資産クラスの分散:株式、債券、不動産、コモディティなど、異なる資産クラスに投資することでリスクを分散します。

小難しい話をすると、それぞれの投資先同士で相関係数があります。例えばA株が米国金利の影響で1%増加すると、B債券は1%下落する。但し、C不動産は、A株とB債券が1%以上騰落すると、0.5%上昇する。という組み合わせができるのです。そうなると、多くの資金を要しますが、損失する確率が滅多に無い。非常に、手堅い運用が可能になるのです。

3. 投資期間の重要性

長期投資:長期投資とは、時間をかけて投資を行うことで、市場の短期的な変動に影響されにくくなる投資手法です。長期投資の利点は、複利効果を最大限に活用できる点です。複利効果により、元本が増え続け、その結果利益も増えていきます。

短期投資:短期投資とは、短期間での利益を狙う投資手法です。短期投資は市場の変動に敏感で、リスクが高くなる傾向があります。デイトレーディングやスウィングトレーディングがこれに該当します。

4. コンパウンド効果(複利効果)

コンパウンド効果:コンパウンド効果(複利効果)とは、投資の利益を再投資することで、元本が増え続け、その結果、利益も増えていく効果を指します。例えば、100万円を年利5%で投資し、得られた利益を毎年再投資することで、時間と共に元本と利益が増加します。長期投資で特に効果が大きくなります。

複利計算の例

  • 初年度:100万円 × 1.05 = 105万円

  • 2年度:105万円 × 1.05 = 110.25万円

  • 3年度:110.25万円 × 1.05 = 115.76万円

5. 資産配分

資産配分:資産配分とは、投資ポートフォリオの中でどの資産にどれだけ投資するかを決めることです。株式、債券、不動産、現金など、異なるリスク・リターン特性を持つ資産を適切に配分することで、ポートフォリオ全体のリスクを管理します。

資産配分の重要性:適切な資産配分を行うことで、投資のリスクを分散し、安定したリターンを得ることができます。例えば、リスク許容度が低い投資家は、債券や現金の割合を高くし、リスク許容度が高い投資家は、株式の割合を高くするなどの調整を行います。

資産配分の例

  • 保守的な投資家:株式40%、債券50%、現金10%

  • バランス型の投資家:株式60%、債券30%、現金10%

  • 攻撃的な投資家:株式80%、債券15%、現金5%

まとめ

これらの基本的な投資の概念を理解し、適切に活用することで、投資のリスクを管理しながら安定したリターンを得ることが可能になります。投資を始める前に、自分のリスク許容度や投資目標を明確にし、それに基づいた投資戦略を立てることが重要です。また、市場の状況や自身のライフステージに応じて、定期的に投資戦略を見直すことも大切です。

その他のトピック

税金と手数料

税金:投資には税金がかかります。配当金や売却益に対して課税されることが一般的です。国によって税率や課税の方法が異なるため、投資を行う国の税制を理解しておくことが重要です。

手数料:投資には手数料がかかります。これには取引手数料、管理費用、ファンドの運用報酬などがあります。手数料が高いとリターンが減少するため、手数料の低い商品を選ぶことが望ましいです。

投資の心理学

行動経済学:投資家の心理は投資判断に大きな影響を与えます。感情的な判断やバイアスにより、理論的には正しい投資判断ができなくなることがあります。例えば、損失回避バイアスにより、損失を避けるためにリスクの高い行動を取ることがあります。

長期的視点の重要性:短期的な市場の変動に一喜一憂せず、長期的な視点で投資を行うことが重要です。短期的な市場の動きに惑わされず、基本的な投資戦略を守ることが成功の鍵です。

最後に

投資は計画と戦略が重要です。これらの基本的な概念を理解し、自分に合った投資戦略を立てることで、リスクを管理しながら目標達成に向けて資産を増やしていくことができます。定期的な見直しと調整を行いながら、長期的な視点で投資を続けていくことが成功への道です。

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