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映画3本と「モリーズ・ゲーム」の原作

「ラリー・フリントはポーカーが好きすぎて、手術後すぐ病院のベッドで点滴につながれたままの状態でゲームに参加したそうだ。専属の看護師にかわりにプレイさせたという」(p269)

最近見た映画の中で面白かった作品と、原作を合わせて紹介します。

ゴスフォード・パーク

 少し変わったミステリ。イギリスの貴族と、アメリカのお金持ちと、使用人たちの視点がそれぞれ面白い。探偵役がヘボくて新鮮
 アルトマン監督の作品は何本か見たことあったの全然覚えてないくらいピンとこなくて、でもこの作品はほんと良かったです。

(日本語版の予告見つからず)


パーフェクト・ケア

 騙すとかではなく、裁判所や老人ホームを利用して合法に囲い込むところがとても怖い。
「ゴーンガール」を見たことがある人なら、同じ女優さんなのですんなり悪役に見えると思うんだけど🤣 ホラー+コメディで最高でした。最後にどうなるか全然予想つかなかった。

ラストで「モリーズ・ゲーム」の小説版を少し思い出した

モリーズ・ゲーム

 流れでこちらも紹介します。

 テンポ良く、ジェシカさんも素晴らしい。「ソーシャルネットワーク」のアーロン・ソーキン監督。ポーカーに興味がある人もぜひ。

映画が面白かったので小説も買って読んだんだけど、ストーリーがけっこう違っててビックリした。

ネタバレになるので詳しくは書きませんが、彼女の人生の根幹になってるエピソード、ポーカールームを開くまでの経緯が全く違うものになってる。ハリウッドスターの名前もいくつか登場するのと、トッド・フィリップス(「ハングオーバー」「ジョーカー」の監督)が実名で登場していて、かなり良い人ですw

ポーカー負ける人の描写がキレッキレ、、

 ジェイミーの好ましいところは4つあった。できたてほやほやの資金に、向こう見ずなプレイスタイルに、おそらく限界まで膨れ上がっていると思われるエゴに、それから、自分が一発屋でないことを証明したいという意気込み。ひとかどの人物が集まる中に、新たにお金を手に入れた素人が入ったら? 資金が許すかぎり、彼はどこまでも闘いつづけるだろう。

P-265

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