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【形意拳譜】形体合一

[形体合一]

《易》云:两仪生四象,四象生八卦,八八六十四卦之数,皆从太极分散而来。太极者,天性之命,即人之心意也。意者,心之所发也。人为万象之灵,能感通诸事之应,是以心在内而理周乎物,物在外而理具于心,是故心意诚于中,而万物形于外。在内为意,在外为形,合于术数。近取诸身,内为五行;远取诸物,外为十二形。内外相合,而形生焉。明故其理,则天地万物形体合一也,皆可默悟矣。

《易》云:両儀が四象を生み、四象が八卦を生み、八八六十四の卦の数は、皆太極から分散して来た。太極とは、天性(生まれつき)の命、則ち人間の心意である。意とは、心から発されるのである。 人間は万物の霊であり、諸事の反応を感じ取ることができ、それにより心は内に有り理は物を取り囲んでおり、物は外にあり理を有するは心であり、それ故に心意は誠の中で、万物は外で形を成している。 内には意があり、外には形があり、これらを合わせることで術数(陰陽五行相克などを基にした法術と天命を図る術)となる。近くはこれを身に取りは、内の五行の事であり、遠くは諸(これ)を物に取るは、外の十二形の事である(周易より:「近取諸身。遠取諸物」身の回りの現象を観察し、模倣することから始めるということ)。内外が一体となったとき、ここに形が生まれる。其の道理の故が明らかになれば、則ち天地万物の形と体が一つに合わさり、皆言わずとも悟ることができるであろう。

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