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マレーシアでカレーの「何」を見る?

 前から行きたくてしかたないスパイスカレーの店「魯珈」(大久保)。
 何度かトライしているのですが、早めに行っても必ず「記帳終了」で諦めざるを得ないのです。どうなっているのでしょうね?ただ学習と情報収集が足らない?まあいいや。しかたないので家に帰ってカレーを作ります。(笑) こっちはいつものようにココナッツミルクを入れてレモングラスの東南アジアハーブを入れつつ、インド式にスパイス(マスタードシードとクミンシード)をホールから炒めて最高の香りを出す。これが私の中での「マレーシアのカレー」なのです。インドとマレーが融合した一つの形。ぜひマレーシアのどこかで意気投合したいと思うのです。

かぼちゃ、なす、ニンジンのベジカレー

 さて、9月7日のボルドーメドックマラソンに向けて9月4日に日本を出立します。ああっ!もうすぐです!!一旦シンガポールを経由してパリに向かうのですが、そこでは一泊だけ。マラソンに向けての体調管理は可能な限り万全にしておきたく、ゆったりと、適度においしいものを食べてシンガポールを楽しむつもりです。

 そして、マラソン後、スペインも含め休暇を楽しみ、帰途での長い経由として、いよいよ本格的にシンガポールとマレーシアで調査の旅を進めます。約3週間。調査のテーマで固まりつつあるのが、①コーヒー&紅茶=TRADITION vs INNOVATION ②マレーシアとシンガポールのカレー文化。あと二つ、ラクサとバクテーを攻めるのですが、切り口がまだ見えていません。

 カレー。
 南インドと南洋での密接な関係を知って以降、深くハマっています。とにかくカレーは「広い」です。日本だって普通のカレーライス以外に、うどんやラーメンに入れたりパンに入れたり。インドでもロティと呼ばれるパンと一緒に食べたり、ティファンと呼ばれる各種スナック類のお供とする。それが、マレーシアに行くと、様々なラクサの広がりに深く入り込み、広さと深さの双方で、マレーシアの食文化の根底に位置付けられるものと言えます。そしてマレーシアという多民族国家、食文化では「中華」「マレー」「インド」「プラナカン」すべての影響を受けながらそれぞれでの融合を図っている。こんな巨像に対峙するには何年間もの調査期間が必要だと思うのですが、えっ、たった3週間!しかたないです。準備を進めます。

 マレーシアで行く予定にしているのが、シンガポール経由で、ジョホールバル、マラッカ、イポー、ペナン、KL。ゴールデンルートですね。それぞれの地にリトルインディアが存在するので、一つの拠点といたします(特にシンガポール)。
 それぞれで行きたいところなのですが、まずは①リトルインディア=ここはかなりインドの「伝統」を守るように思います。②そしてそれに対する「現地化」。マレーの文化がどのように入っているのか。中華の文化は?プラナカンは? 一つ面白いのは、フィッシュヘッドカレーです。これは「インド+中華」の融合でしょうが、発祥と言われるシンガポールで「インド人の店」でも、辛さを抑えるなど、現地化が進んでいるようです。それに対して中華の店でのフィッシュヘッドカレーの特色は?興味は尽きません。これ、纏めるのはとっても大変でしょうが、頑張ってみます。報告します。ぜひよろしくお願い申し上げます。

 いつも応援いただいているMalayan Dragon さん、言及いただきありがとうございました!いつも刺激を受けています。




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