技術士合格までの長い時間(12)
最終合格発表日
朝早く(午前7時ごろ)、友人からLINEでメッセージが届いた。
『おめでとう!!』
まだ早いんじゃない、見切りでメッセージを送ってきたのか??
と思いながら、官報のサイトで確認すると、自分の名前がありました。
時が一瞬止まったような感覚の後に、じわっと喜びというか
くすぐったいような感覚がやってきました。
この感覚は久しく感じていなかったナとしみじみ思いました。
官報のサイトはPDFでアップされてるので自分の名前が掲載されているページを
ダウンロードしてPCのデスクトップへファイル保存。
更に、日本技術士会のサイトにも二次試験の合格発表と統計データがアップされて
いました。こちらでは受験番号で掲載されていた。合格者受験番号のファイルと統計データファイルもダウンロードしてこちらも保存。
2、3日して日本技術士会から結果のお手紙が届いた。
封筒の中にははがきと同じサイズの二次試験合格証が入っていた。
その他に登録証の申請用紙などが入っていた。
会社への報告
自分の所属する会社の会長(二次試験願書作成時は社長だった)と直属の部長と総務担当の部長へテレワーク体制なのでメールで報告。会長からは登録書類とか報奨金申請について協力するよ!とおめでとうの言葉と共に返事をいただきました。
早速調べてたら、社内規定にRR万円の報奨金が出ると確認できた。その金額は公認会計士と弁理士と同額だったのです。
(実際の金額はここでは書けないのでRR万円としました)
会社の証明印を貰い申請書を送付した。申請費用が自動車税と同じくらい額だったので申請書を送付した5月は保有している車の他にもう1台分の自動車税を払った感覚です。
届いた
申請書を郵便局から発送して2ヶ月近く過ぎてからA3とB4の間ぐらいの緑色の封筒の書留でそれはやってきた。はやる気持ちを抑えて開封して実物を手に取ると
意外に大きい。これは額に入れて飾りたい。
近所の100円ショップで賞状を入れる額で探すと見つからない。他にないかと視点を変えたらフォトフレームという商品のコーナーにありました。その中からデザインの良さそうなフォトフレームを選んで収納。
振り返ると
技術士という資格を知ってから自分が手にするまで途中に休止していた期間も含めると8年という時間がかかった。手にしてみればあっという間だった。自分の場合には、一次試験をなかなかパスできずに苦労した。特に二年続けて1ポイント足りずに不合格となった際にはメンタル的にキツかった。
二年連続で不合格になったからこそ、試験に対する準備の方法を見直すことができたし、その効果で二次試験(筆記試験)に対する準備の考え方を作り実行することができたと思う。
でも、客観的に見て自分が採った試験準備の方法は、ものすごーくリスクがあると思うので多くの人にはお勧めはできないと思う。(王道じゃないですもん)
そんな中、特に二次試験対策として役に立ったと思ったのはこれら
お仕事でマメに報告書(実験とか解析の報告書)や議事録とか出張報告書を書くようにしていた
不具合が起きてお客様への調査報告書のまとめ方(8Dレポートのエッセンス)
お客様へ訪問して不具合事象の説明はメンタル的に針の筵でタフになった
つまり普段のお仕事が二次試験(筆記と口頭)のお勉強(修行)だったのかも。
その後
登録証が届き、日本技術士会に同時加入するとCPD(継続研鑽)活動として色々なセミナーがオンラインやオフラインで企画されている。いくつかのセミナーを聴講したCPDポイントを稼いでいきました。(今もポイントを稼いでます)
10月末に開催された技術士独立セミナー(これはオフライン)に参加。
ふむふむ、独立するとこーゆー事ができるのか、、、と
この時点ではいつか独立するために準備しようと思う程度でした。
(まさか、半年後には独立することになるとは、、、)
追記
一次試験、二次試験準備で使ったもの、利用した所 色々
iPad Pro 10.5in(PDF化した資料やKindle Bookをストックしたり読んだり、YouTubeを観るのに使った。全体を通して大活躍)
雑誌OHM(オーム)の本とKindle版の技術士試験解説の記事
試験傾向と内容についての解説が問題解説よりもタメになりました。
(Amazon で購入)各種白書 ここ ダウンロードして読んだ
パソコン(願書作成の時だけ使用)
iphone(願書に貼り付ける写真の撮影とアプリで加工)
願書の印刷とか証明写真はコンビニのネットプリントを使った
A5サイズの方眼ノート(一次試験の過去問題を解く際に使った)
ボールペン(ジェットストリーム)と替え芯
シャープペンシル(三菱鉛筆シャープペンシル クルトガ)
公営の図書館の自習室(一次試験の過去問勉強時に利用)
近所の温泉(健康ランド)のくつろぎルーム
このシリーズは今回で最後です。
拙い文章をお読みいただきましてありがとうございました。
微力でも技術士試験を受験される方へ参考となれば幸いです。
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