どうしてムキになるのか？

6歳ぐらいの時に不思議に思っていたことがある。
どうして意地悪な顔の人と、柔和な顔の人がいるのだろう？
どうして明らかに正しいことを言われたのにムキになるのだろう？
言い訳している人はどうして不細工な顔になるのだろう？

頑固爺さんと意地悪お局

急に理想の状態には、ならない。
人には癖がある。
それを変えるには、染みついた習慣を変えるということだ。

右手使いから左手使いに変える。
できなくはないけど、簡単ではなく、時間もかかることは想像できる。

古いパターンを捨てるとは、そういうことだ。
今までの思考の癖。思い込み、習慣になっている行動。

ゴルフだって、癖がついてしまってからフォームを変えるのは大変。
まっさらな状態から、取り込んでいくのが簡単だ。
でも生き続けていくってそうじゃない。

みんな赤ん坊だったけど、大人になっていくんだ。
それは癖というパターンを積み上げていくということでもある。

頑固じいさんはこのパターンがもう変えられない人。
意地悪お局もこのパターンにハマった人。
どちらも、経験はあるのに余白がなく、息苦しいのだ。
そしてパターンを変えられる柔軟性をもった人達からすると、
彼らはまるで「コリ」のよう。
長年培ってきているし、溶け出しそうにもない石のようだ。
さわらぬ神にたたりなし。である。

本当は頑固爺さんも意地悪お局も、柔軟な人に出会うことで
コリを解消させてもらえる気づきを得られるのだけど。
自ら寄ってこないで。と可能性を払ってしまっているのである。

古いパターンを見直すのは恐怖との対面

それは今までの自分を否定されるように感じるだろう。
あなたの歩んできた道は道であって、あなた自身ではない。
その時代には正しかったことも、時が変われば非常識になる。
時代とやらに怒っても、それは流れていくどうしようもない物。
雲に怒鳴り散らかすようなものだ。
自然の摂理に抗議している。
人のほとんどの悩みはこの、
自分と自分と思いこんでいる物の誤った同一視からくる。

ムキになるのは、否定されたと感じ過剰に反応しているから。
言い訳した顔が不細工なのは、向き合えない恐怖に顔を歪めているから。

マインドの筋トレ

体は年齢とともに退化していく。
使わないとますます、衰える。

意識をむけて使っているかどうか。
意識をむけている🟰繋がっている🟰愛している

意識が向いていない🟰無視🟰愛していない

マインドも同じ。
柔軟であるためには普段から自分のマインド（心、考え方、思い）に
意識を向けて、愛していること。
それが習慣になっていれば古いパターンを見直す機会も持てるだろう。
コリにならずに済む。それはトレーニングだ。