好きだったものたちへ 1

有料マガジンというものを初めて作ってみた。日の目を見ないかもしれないけど、この連載ではかつての私が好きだったこと、好きだったもの、好きだったひとについて書いていく。

本題に入る前に簡単な自己紹介をする。私は団塊ジュニア世代の女性、毒親育ちの精神疾患で就労が困難な障害者だ。パンセクシャルでポリアモリー、ボーイズ・ラブ愛好家でもある。そして文章を書くことが好きだ。

今回はかつて好きだったヴィジュアル系バンドについて書く。私とヴィジュアル系バンドとの出会いは中学時代まで遡る。BUCK-TICKの『JUST ONE MORE KISS』がビクターのラジカセのCMタイアップ曲としてお茶の間にも流れ、私はテレビで耳にした途端にBUCK-TICKが好きになった。友人にカセットテープにアルバム『TABOO』をダビングしてもらって、櫻井敦司さんの美声と美貌に酔い痴れ、音楽雑誌を立ち読みしてはライブに行ってみたいと夢見たものだ。

当時、東海ローカル番組で『5時SATマガジン』というバラエティ音楽番組があって、私は気になるゲストが出演する時だけビデオ録画していた。ほかの音楽番組ではなかなかお目にかかれない、デビューしたてのヴィジュアル系バンドもゲストしたり、年に一回、大規模な無料ロックイベントを開催したりと東海圏の学生に人気の番組だったと思う。

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1はヴィジュアル系バンド、2は女性同士の恋愛と性、3は漫画家の夢、4はジャニーズタレントについて書きました。連載は終了しました。

かつての私が好きだったこと、好きだったもの、好きだったひとについて書きました。

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