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コロナ禍を味方につける働き方とは?【わたしに、フィット。】 ②

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スピーカー紹介


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【コロナ禍を、味方につける】

*動画の内容を文字起こしした記事となっています。動画も併せてご覧ください。


石井愛子(以下、アイコ):チヒロちゃんのプロダクトや伝え方って、”みんなの暮らしをちょっと良くする”っていう感じですよね。


中本千尋(以下、チヒロ):それがちょうど、コロナをきっかけに合致したのかな。おうち時間を楽しめる、とか、もっと自分の時間を豊かにするってところで、皆のためになればいいなあと思っています。


アイコ:じゃあコロナがネガティブではなくて、わりとプラスに働いている感じですね。


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チヒロ:でもコロナ前は、イベントとかレッスンがメインだったので、仕事は減ってるといえば減っています。


仙田忍(以下、シノブ):そういう人多いでしょうね。イベントがなくなってどうしたらいいかわからなくなってしまった人とか。


チヒロ:先も見えなかったし。でも、このスパイスを使って料理しているところを皆に見てもらおうかな、っていうめちゃくちゃ気軽な感じから始めたら、欲しい!っていう声を多数いただいて、オンラインで販売し始めてみようかなっていう感じです。


アイコ:オンラインといえば、チヒロちゃんのお皿、私も購入させてもらいましたよ!


宮城万里奈(以下、マリナ):私も買いました〜!

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アイコ:最近チヒロちゃんは、佐賀の伊万里焼の作家さんと一緒に、オリジナルの器をプロデュースしたんですよね。


チヒロ:サイズ感が私の中で絶妙で、取り皿にしてはちょっと大きすぎるんですけど、小さすぎると何枚もいるじゃないですか?

だから、1枚で色々な料理がちょこちょこっと盛れたり、4人でシェアしたりするのにも使えるお皿です。


アイコ:マリナちゃんは、コロナになって何か変わりましたか?


マリナ:そもそも私は、独立したのがコロナと共にだったんです。

コロナが日本で猛威を振るう前に、もう仕事は辞めるって決めていたんですけど、辞める理由っていうのは”環境”の変化ですね。それまでは夫も私もそれぞれサラリーマンをしていたんですが、夫が関西から関東に転勤になったんです。

それを夫から聞かされたのが私が育休明けで、仕事を再開してちょうど半年経った頃で、子供を産んだことで気持ちの変化があって、働き方について色々思うようになっていました。”自分の生き方このままでいいのかな”とかって。

もし関東に戻った時、会社でこれまでと同じようなことをするとか、仮に別の部署にいくってなっても、ピンと来るものがその時はなくて。

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私はもともと出身が逗子なんですけど、もし関東に戻るのであれば自分の出身地に戻って、実家の近くで子育てがしたいなと思っていました。

そしたら、もうこの際好きな場所で、自分ができることを仕事にしちゃった方がいいんじゃないかって。

でも正直、何をしたいとか、次の仕事も何も決まってなかったんですけど、(11年間勤めたカルチュアコンビニエンスクラブを)退職するってことだけ先に決めて動き出しました。


アイコ:すごい!勇気ありますよねえ!


マリナ:今思えば、コロナに入っていたら、もしかしたら辞めていなかったのかも。

コロナ禍で世の中がリモートで進んでいるので、そのまま会社にいたらリモートで仕事も続けられていたのかな。でも私としては、辞めたことは全然後悔はしていないし、あの時に決断しておいてよかったなって思います。

自分が一緒に仕事したい人と仕事したり、自分が好きだなと思うプロダクトをPRしたり、本当に何のストレスもなくお仕事ができています。

会社員時代は、自分の主体性とかの前に、そもそも会社としてやらないといけないことがあるから、”こうしてください”というのが上から下りてきて、それを自分なりに納得させて一生懸命やっていました。

もちろん会社員時代の仕事も大好きで、それはそれで楽しかったけど、それ以上にもっと”自分のやりたいこと”に注力できるようになって、自分と向き合えるようになったなって思います。

そんなに意思が強い方ではないので、会社にいるとその雰囲気や勢いに流されてしまっていたのかなって。

今は自分の意思で全部選択して、自分の行動に責任を持ってやっているっていうのが、私は心地良いなって感じています。


シノブ:今日乗ったタクシーの運転手さんと話していたら、特にやりたいことがないからその仕事をしているって言っていて、そういう人って多いんだろうなって。

100%じゃないけど、まあまあ満たされているし、仕事もあるし、困ってないし、でもこうじゃないんだよなあ…って、モヤッと思っている人は結構いると思うんですよね。

起業したいわけでもないけど、今の会社もイマイチ……でも辞めるほどでもないし…っていう人。

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一同:うん、多いと思う。


シノブ:でもコロナ禍で、会社を辞めるのはリスクもあるし、起業したいほどやりたいという熱量はない、それはそれで趣味で置いておきたい、みたいな。うちの子供も“ クリスマスに何が欲しい?”って聞いても、欲しいものがないって言うんです。

今の時代って、車も家もシェアできるし、オンラインで何でもできちゃうし、困っていることがない。だけどなんとなく満たされていない人が溢れているような気がします。


アイコ:好きなことを仕事にしてる人たちって、私は羨ましいと思うし、とてもリスペクトしていて。

というのも、私は自由に暮らして自由に仕事ができているけど、正直何がやりたいことなのか、好きなことなのか、まだわかっていないかもしれなくて。

アメリカに8年住んでいた時も、それをずっと模索していました。アメリカって特にニューヨークは、アーティストになりたいとか、ファッションの仕事やりたいとか、夢が明確な人が多くて刺激的だったけど、それが逆にプレッシャーだったんです。

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私はやりたいことがないんだけど、どうしよう、何か見つけなきゃって。それがストレスだったのか、30歳の時に潰瘍性大腸炎という病気になってしまったんですよね。

それがきっかけで日本に帰国したんですが、無理に”やりたいこと”を探すのではなく、好きなこと、私にできることはなんでもやってみるっていうスタンスで大阪で新しい生活をスタートさせました。

それを堂々とやることで、”やりたいことはこれです!”って言わなくても、病気するくらいならマシかなって思えるようになっていて、自然と潰瘍性大腸炎も治っていました(笑)


シノブ:好きなことが仕事になるって、確かにすごくいいことなんだけど、”好きなこと”と”求められること”って違うことってあるじゃないですか。

チヒロさんとかは、料理が好きでそれをみんなから求められて、それが一番ハッピーだと思うんですけど、私の場合は、抱っこ紐の収納カバーが好きすぎるから起業したわけではなくて、困っている人がいて、それを求められているから始めたわけで。

だからきっとアイコも、クリエイティブなことが得意ならやって欲しいって求められて、それで誰か助かった人がいて、喜んでくれた人がいてっていう循環がいいんじゃないかな?

そっちの方が意外とマネタイズもできるし、やりがいも感じられるような気がする。


アイコ:大人の人たちって”あなたって色々やっているけど、結局何がやりたいの?”って聞いてくるけど、必ずしもそれに答えられることが正解じゃないように思っているし、それがコロナのおかげで、ますます必要なくなってきたのかなって。


シノブ:確かに。起業家の集まりとかに行くと、大体”5年後、10年後どうなっている?”とか”会社をどうしていきたいですか?”って聞かれることが多くって、でも実は、あんまり考えてないっていうか。

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もちろん計画性は必要だし、ある程度は答えられるようにはしているけど、それよりも自由な生き方とか、”今をハッピーに”っていう直感を大事にしています。


マリナ:私も会社辞めた時は、”さてこれから何やろう?”って感じで、アイコさんと一緒で、最初は’どんな仕事でもできることはやってみます!”っていうスタンスでいました。

前職もそうなんですが、”女性のライフスタイルに関わる”っていう軸は自分の中にあったので、自分の好きなキーワードにハマりそうなところに行って営業したりして、今だったらファッション系だったり、もともと私も飲食が好きなので、食に関わるお仕事もさせていただいています。

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ちょうどこのコロナ禍の1年を経て、自分が何が得意とか出来るっていう”CAN”っていうところと、自分がやりたいところのバランスが、これは好きだけどこれは苦手だなとか、やっぱりあんまり好きじゃないかもとかっていうのが何となくわかってきて。

それをやりながら、もっとやりたいことに近づけていったり、”CAN”の部分は求められるところだから、それはそれで磨いていってみようって、色々と模索しながらやってみている感じですね。
それはそれで面白いです。


アイコ:マリナちゃんはそうやって、やりたいことを見つけながらどんどん行動していてすごいなって思います。

そんな中で、マリナちゃんはチヒロちゃんとClubhouseで出会ったんですよね?


マリナ:そうなんです!色々なご縁で、そこからどんどん繋がって。


シノブ:今っぽいねえ!それで今マリナちゃんとチヒロちゃんが、隣に座ってこうやって一緒に喋っているのが斬新!


マリナ:チヒロちゃんはその前から一方的に知っていて、ずっと憧れの存在だったので、今こうやっているのが不思議な感じです。


チヒロ :今度、一緒にお仕事もしようって話しているんです。


アイコ:えー!素敵!どんなお仕事?


チヒロ:これまで自分のプロフィールは、結構省略してしまっていたんですが、来年からそれはやめようかなって。

でもプロフィールって、周りから自分がどう見られているかってことだから、自分より他の人の方に客観的に聞いた方がわかると思うので、それをマリナちゃんにお願いして、プロフィールを作ってもらおうかなって思っています。


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【法人化した方がいい?個人事業主との違いは?】へ続く



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