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フリー台本:140文字小説集1


概要

Twitterに気が向いた時に投稿している140文字小説をまとめています。
ある程度の量を載せたらジャンル毎にまたまとめようと思います。

ご利用にあたって

  • 演劇、朗読、配信、練習用などでご自由にお使いください。ただし無断での転載や譲渡はお辞めください  (団体での利用のため、代表者が関係者に配布するなどの場合は可能です) 。

  • 内輪でのご利用 (団体内での練習用、声優事務所に提出するオーディション用などの非公開でのご利用) の場合は、報告は任意で構いません。脚色もご自由に行ってください。

  • 何らかの形で公開される場合のご利用はヒートンの著作である事を必ず明記してください。脚色はご自由に行っていただいて構いませんが、脚色がされている点についても明記してください。ご報告は任意ですがして頂けると喜びます。なお著作の明記が難しい場合はご一報ください。

  • If you use this script in public, please make sure to mention that it is the work of "Heaton". You are free to adapt the script as you wish. However, please also mention that you have adapted the script.

  • 如果这个剧本被公开使用,必须清楚地标明是 "Heaton "制作的。 你可以按照自己的意愿改编这个剧本。 但是,请同时说明你改编了这个剧本。

  • 問い合わせはTwitter (@onigiri1104tao) までお願いします。


PDF形式でのダウンロード

現状、PDF化していません。


愛しい君へ (PCの話)

初めて出会ったあの日、私がどんな心持ちだったか君は知らないだろうね。
君は思い描いていたような子ではなかったけど、私は気にしなかった。僕なりに君との時間を大事にしてきたし、体の弱い君の事を思って接してきたつもりだ。

でも言わせて欲しい

またエラーはいたな?このポンコツPCめ…

いじめ (ドッジボールの目線)

イジメとは弱い誰かに対して集団で行われる。
僕もまた少し近づくだけで皆に避けられる。或いはあっちに行けとばかりに力強く追い返される。
ただし僕は普通とは違い、強くて力を持っているから嫌われているのである。
ほらまた一人、僕を避けられなかった弱い子が外野に行ってしまった。

足元をすくわれる (救われると掬われるのダブルミーニング)

夏の県大会。膝に爆弾を抱えている事を隠して出場した。
つぎ勝てば全国大会出場というタイミングで、膝の異常に気付いた顧問によって、彼は棄権させられ苦汁を飲んだ。

月日は流れ、プロになった彼は語る。

「試合を続けていたら選手生命は絶たれていただろう。顧問には足元をすくわれましたよ」

かんきん (監禁と換金のダブルミーニング)

悪いことは出来ないものである。

道に鞄が落ちていた。開くと高そうな時計が入っていた。どうしてこんな道端に?と思いつつ、辺りを見渡すと誰もいない。俺は質屋へ向かい換金した。

しかし時計は窃盗被害にあった品だった。俺は盗人として濡れ衣を着て、刑務所に監禁されてしまった。

神殺し

男は神への復讐を誓い武器職人になった。いつか神殺しの武具を作るために。
腕は良くないが安価でそこそこ丈夫な武器を作るため、巷で人気となった。彼はそんな現状に満足して廃業した。

「誰も彼も俺の作った剣を手に、互いを斬りやがる。目的は果たした」

彼は客という神を殺したのだ。



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