見出し画像

人生観を作ることと自己分析のメリット:前編

1.人生観を作ることになったきっかけ

私は30歳の時にようやく自分の人生観を作りました。
きっかけはお恥ずかしながら離婚でした。

本当にお恥ずかしい話なのですが、
なかなか壮絶な離婚を経験するなかで、
(詳しい話は割愛しますが)
・自分の掲げたゴールを達成するために、
  強い意志を貫き続けることの大切さ
・その強い意志のもと、行動し続けることの大切さ

を学びました。

そんな人生の大失敗を味わいながら、
自分と向き合い猛省を繰り返し、
人生30年、少なくとも仕事人生約8年を振り返った際に、

「自分の強みや職能が全くわからない、空っぽすぎて何もない」

ことに気付きました。

「このまま自分の人生をどう生きて行くのか、自分の使命は何なのか、
 生きている価値は何なのか」

とまで思い、焦りました。

2.他責の人生

いきなり話が脱線するように感じられるかもしれませんが、
私にとって人生観の大切さは、
私の人生抜きには語れないのでご容赦ください。

一人っ子として生まれ、何も不自由なく暮らしてきました。
幼少期の頃は目立ちたがりでヤンチャだったのですが、
早生まれであったため、
何をやっても他の同学年の子達に勝てないという時期を
長く過ごしてきました。

いつしか、
1番にこだわる事、勝ちにこだわる事、
ひいては他人と競争することを毛嫌いする様になりました。

習い事は殆ど続かず、唯一親に強制されて続けた水泳も、
タイムトライアルなど競技性が加わる級に上がった段階でヤメました。

中学に上がる前からギターにハマり、
初めて長く1つのことに向き合えたのですが、
・自分が満足するバンドメンバーに巡り会えない
・音楽で飯を食うなんて無理でしょ
という理由から本気になれず。

高校、大学と推薦で入学をし、
初めての就職先も大した目的を持つわけでもなく、
「早く内定をもらえたこと」が本当の入社理由でした。

「何となく」で人生の選択をしてきた私。
幼少期は上記通り周りと比較して”不器用”でしたが、
年齢での差が無くなるにつれ、
いつしか周囲よりも”器用”な存在になっていました。

やればそれなりにやれてしまう

ただの井の中の蛙だったのですが、

これがダメでした。

余計に当たり障りなく生きる時間を過ごしてしまいました。

これってつまり、
めちゃくちゃ他責の人生を歩んでいた訳です。

挑戦ゼロ
だからあたる壁もゼロ
逆境もゼロ

本質的に人として成長してないので、
「自分は空っぽだ」
と感じて当たり前です。

30年もの人生を無駄にしてきたという強い後悔に苛まれ、
とにかく徹底的に自分を変えることを決意しました。

ありがたいことに新卒入社した会社は、
とてもビジョナリーな文化で、
新卒研修の時点から人生観や仕事観のについて教えて頂けましたので、
その大切さを、何となく知っていた私はまず、
「人生観を作ろう、自分がどう生きたいかをハッキリさせよう」
と考え、人生観の作成に着手しました。


3.人生観メリット

やっと本題ですみません。。。

人生観を作る最大の目的は、

「効果的な自己成長を図ること」

だと私は考えています。

人生観を作る最大のメリットは
自分の人生において、
・何がしたいのか
・どうなりたいのか

が明確になることです。

目的が明確になるので、

・選択の判断基準に軸ができる

・どんな選択肢を選べばいいか分かり易くなる

・同時に何を選ぶべきでないかも分かり易くなる

・迷いが少なくなるので様々なことでのPDCAが早くなる

・成長のスピードを向上させれる

・周囲に自分を理解してもらい易くなる

などなど

副次的なものも含め、効果絶大です。

古くから様々な著名な方々が提唱されている当たり前のことなので、
「そんなこと知ってるよ、見て損した」
という方々、ごめんなさい。

でも、
実践してますか?

これも当たり前のことですが、
ただ知っているのと、実践して理解することには大きな乖離があります。

実践して得られることの方が何倍も価値があります。
悩まずにまずやってみるというアプローチが、
何よりも大切ですよね。


4.人生観の作り方:其の一

まず大前提として、
「1度作ったら変えてはいけない」
というルールは存在しません。

私も半年か年に一度は見直していますし、
修正や追加も適宜発生します。

作り方には大きく2つのアプローチがあります。

①ゴール逆算型で詳細まで落とし込む
②ボトムアップ型でシンプルに決める


①ゴール逆算型で詳細まで落とし込む

このアプローチは記載の通りで、
まず大上段、自分は何を成し遂げたいのかなどのゴールを設定します。

次にそのゴールを達成するための目標を考えます。

その目標を達成するために、
「どうしたいか?どうありたいか?」
を考えます。

どこまで落とし込むかは本人の自由ですが、
抽象的なレベルで止めておくことをお勧めします。

より具体的なアクションレベルに落とし込むのは、
1年、半年、四半期などの短期的な目標として設定し、
ダメなら変えるというPDCAのスピード重視にした方が、
より効果的に成長できると考えます。


ここで1つポイントですが、
・どうすべきか?
・どうあるべきか?
という「ベキ論」は避けてください。

〜べきにしてしまうと、
振り返りをした際に、出来ていなかった場合、
ただ単に自分を苦しめることになり兼ねませんし、
そもそも自分の人生のことなのに「〜べき」は不適切です。

「〜べき」という言葉は、
自分自身ではなく、環境や規則・制度など、
“他”から発生した事象に対しての言葉です。

人生観は自分の”意思や意志”のことですので、
「〜したい」「〜でありたい」が正解です。


ちなみにこれは、
企業の重要な経営や戦略設計と同様のアプローチですね。

目指すべきビジョン、ミッションがあり、
そのためのイズムやクレドが何というフィロソフィーが人生観で、
中期または短期でのゴールを設定した戦略立案、戦術、施策、KPI設計が1年や半年ごとなどの挑戦です。


②ボトムアップ型でシンプルに決める

単純に
「面白いことしかやらない」
などです。

ホリエモンさんとかはこのタイプですよね。

「何事も常に変化するし、
 自分の哲学だってどんどん変化するから、
 とにかく面白いことしかやらない!」

こう感じて、かつ具体的にどんどんアクションしていける方には、
こちらのアプローチが向いています。

①と②、どちらが良い悪いではなく、
自分に合った方法で作ればいいですし、
両方のアプローチをうまくバランスさせれることが理想的かなと思います。

また①、②以外のアプローチもあるかも知れませんので、
もしご存知の方は教えていただけたら嬉しいです。


ちなみに、私の人生観は、

「世の中の新しい価値観を創る」 
AIなどテクノロジーの進化が起こす2045年シンギュラリティという大変革を迎える世の中において、「人の価値」が最大限発揮される「在り方」を  創造し続けたい 

です。

この下段にはブレイクダウンした目標がいくつかあり、
それ以外にも「いくつまでにこうなりたい」という
時間軸でのなりたい姿も決めています。

ただこの決定したことに固執はしておらず
よく「本当にこれでいいのか?」と考えます。
おそらく一生、考えては追加し、挑戦しては修正するということを
繰り返し続けるんだろうと考えていますし、それで良いと思います。

実際に今の人生観になるまで、何度も修正がありました。
まずは実践することが大切です。

もし私の人生観の詳細までご興味を持っていただける方がいらっしゃいましたら、
お声がけいただけましたら嬉しいです。


次回投稿では、
人生観の作り方:其の二
を投稿したいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?