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【本を置いてひとやすみ】豆腐居酒屋で昼食を

 今日は、西武多摩湖線・一橋学園駅北口にある豆腐居酒屋「豆家」さんで昼食を食べました。
 というのも、『君たちはどう生きるか』(作:吉野源三郎)を読んでから、豆腐専門店(お豆腐屋さん)が気になって気になって仕方がなかったのです。なぜ気になっていたのか -- 気になってから初めて、「そういえばお豆腐屋さんって見かけなくなったな。」と気付いたためです。
 小さい頃は近所にお豆腐屋さんがあり、よくおつかいに行っていました。そのお店にシャッターが降りると、いつしか私の記憶から消えてしまっていました。
 今自分が住んでいる地域にお豆腐屋さんはあるのか調べたところ、豆腐屋ではなく豆腐居酒屋があることを知りました。そうと分かれば行ってみるしかありません!平日の方が空いているだろうと予想し、12:30頃に向かいました。

 しかし!
 私の予想が甘かった!小ぢんまりとした店内は、お客さんでいっぱいでした。どうしても食べたい!!ということで、店内が空くまで商店街をぶらぶらすることにしました。
 「豆家」さんは、一橋学園駅北口から伸びる商店街の北の方にあります。片道5分強かかる長〜い商店街、実は2つの商店会に分かれているのだそうです。一橋学園駅北口すぐは学園一番街商店会、お茶屋さん・パン屋さんから北は学園坂商店会です。

●学園坂商店会の始まり〜!●
●夏にぴったりの服●
●和菓子屋さんの隣は子供服屋さん●

 ダンススタジオやお弁当屋さん、唐揚げ屋さんにふとん屋さん、花屋さんなど、たくさんのお店が並んでいます。ぶらぶらしているうちに13:20になりました。そろそろ空いたかしら?と覗いてみると、1組のお客さんだけになっていました。よかった!昼食だ!!

●豆家●

 5〜6組入ればいっぱいになってしまう店内では、店主さんが1人で全てを切り盛りしていました。メニューから「牛すじ豆冨定食」を注文。カウンターの目の前で、牛すじ豆腐がコトコト作られているのを見るのは新鮮でした。

●水ではなく麦茶。暑い日なので幸せ●
●牛すじ豆冨定食●

 食べる前の感想は「これ800円で食べていいの!?」。しっかりした量だったので驚きました。
 右端にあるのは冷奴です。「冷奴は味がついているので、何もつけないで召し上がってくださいね。」という店主さんの言葉通り、一口食べると豆腐の風味がふわっと広がりました。これを作るために、毎朝何時から準備をしているのだろう、と昼間居眠りしてしまう浦川くんの描写が脳裏に蘇ります。
 牛すじ豆腐も味がしっかり染みていて、ご飯が進みました。先に入っていたお客さんたちも同じ気持ちだったのでしょう、ご飯と冷奴をおかわりしていました。メニューに書いてある「おかず以外おかわり自由!」の“以外”というのは、お盆に乗っているご飯・味噌汁・マカロニサラダ・冷奴を指すようです。私は写真のお料理でお腹いっぱいになったので、おかわりはできませんでした。同じお豆腐のはずなのに、冷奴と牛すじ豆腐では全然食感が違ったので、一度に二度おいしい定食でした!最後に温かい緑茶が出てきて、心も身体もほっこり。
 メニューの「夜もやっています!」という言葉の通り、お酒は昼から・定食は夜までやっているそうです。なんて素敵なのでしょう!店主さんの着ていたTシャツに「酒は裏切らない」と書かれている理由が分かったような気がしました。
 テイクアウトもできるようなので(テイクアウト用の注文口があり、お店に入らなくても買えるようでした。私が食べている間に買いに来た人はいませんでしたが、「よっ!どうだい?頑張れよ!」と店主さんに声を掛けに来た方がいました。温かい商店街ですね。)、ふらっと立ち寄ったときに冷奴を買いたいです。大好きな揚げ出し豆腐も食べたい!!
 蛇足になりますが、店内にはテレビが設置されていて、高校野球(東海大菅生VS国士舘)が流れていました。もしや夜はプロ野球を流しているのでは??これは夜にも行って確かめなくちゃいけません。次に行くときは夜にしようと心に誓いました。

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