ウルトラマン世界では、暮らしやインフラはどうなる?
先月、シン・ウルトラマンを観たことがきっかけで、ウルトラマンZを観ました。
動画を観ていて、この世界の日本の過酷さを感じたと同時に、今の日本よりもひどい災害が起こる世界では、どんな暮らしになるのか気になりました。
厳密な技術調査等はしませんが、気になったことを、いくつか書いてみたいと思います。
ウルトラマン世界では、持ち家? それとも賃貸?
ウルトラマン世界では、理不尽な理由で、突如として住環境が破壊されてしまいます。
そうなると、人々は住む場所、どういうふうに住むか、を選択していかなければなりません。
日本のあらゆる場所で、怪獣が出現すると仮定した時、人は持ち家、賃貸、どちらを選択するのでしょうか?
おそらく、賃貸になるのではないかと思います。
というのも、土地ごと破壊される場合、住宅そのものを自分用にカスタマイズして購入しても、破壊されたときに金銭的に大きな損害が発生するからです。「思い出が蓄積された我が家」、というよりも、「いつでも避難可能な、仮暮らしの家」的な考え方に住まい観がシフトしているのではないでしょうか。
もっとも、賃貸が選ばれたとしても、ウルトラマン世界の賃貸マンションでは、マンションのオーナーが投資した金額を回収できない可能性が高いので、必然的に家賃が今よりもかなり上がりそうな気がします。
加えて、物件価格を決定するパラメータや、人々が引越しの際に目を向けるのは、住む街の「過去の怪獣被害状況」でしょうね。頻繁に怪獣が出現する地域は、土地代は安いものの、住宅代が高い、みたいな歪な金額設定になっているかもしれませんね。
ウルトラマン世界では、ミニマリストが増える?
賃貸になるということは、家の大きさも小さくなる可能性が高いです。加えて、緊急時に持ち出しできるものが限られてしまうので、ものをあまり持たないミニマリストが増えるんじゃないかなと思います。
持てる物が減る、ということは、収集等の趣味などの嗜好は、大量に所持することから、価値の高いものを所持する方向に変わっていくと思います。なので、自分の身につけているものや、趣味で購入したものに、大金を書ける場合も多いかもしれません。でも、そうなってくると、みんな高いものを身につけていることが多いから、ひったくりとかも若干増えるのかな…。どうやって価値のあるものを持つのか、そこも変わっているかもしれません。
ウルトラマン世界では、現金? それとも電子マネー?
これは、日本社会でも言えると思います。電子マネーが昨今普及したものの、いまだに、現金が必要な社会ですが、これがウルトラマン世界になった場合はどうでしょう?
電気・通信がどの程度復旧するかによるのかなと思います。もし、復旧が早ければ、電子マネーでも大丈夫でしょうし、復旧に時間がかかる場合は、現金かもしれません。
一方で漫画や小説などの書籍は、もしかしたら、電子書籍のほうが圧倒的に使われているかもしれません。本の場合は、明らかに場所を取るので、災害用バッテリーさえあればオフラインでも利用可能な電子書籍が主流になるのではないのかなと思います。加えて、今年の前半に話題にもなりましたが、スターリンクなどの、衛星通信技術が発達すれば、電子端末のメリットはさらに増えるんじゃないかなと思います。
ウルトラマン保険(補償)、なるものが作られる?
家屋が「怪獣」に破壊されたか、「ウルトラマン」に破壊されたかで、保険の支払われる金額が変わったり、ウルトラマンに破壊された場合には、特例的に国から金額が上乗せされる(ウルトラマンは人間なので、自分の意志で、人々の暮らしを極力奪ってはならないという原則を守っているが、仕方なく破壊してしまった場合に補償が上乗せされる)等あるのかもしれませんね。
ウルトラマン世界では、インフラ(土木・通信)技術が恐ろしく発達する?
おそらく、どう頑張っても怪獣に壊されるので、破壊されるのが前提で、復旧がめちゃくちゃ早くなる方向にインフラ技術が発達するでしょうね。今でも十分早いと思っていますが、広大な土地が破壊されたとしても、最低限の復旧にかかる時間はかなり短くなるんじゃないでしょうか。
でも結局思ったのは…
ウルトラマンすげえ。ウルトラマン世界の隊員たちや武器、すげぇ。
現代で、こんな怪獣が出現したら、国が滅ぶ場合もありそうですよね。
怪獣がいなくて良かったなと思いました。
とは言いつつ、災害大国に住んでいるので、日々の防災意識や準備はしておかないといけないですね。
そんなわけで、ウルトラマン世界に住むときのことを書いてみました。
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