高反発音楽性 制作秘話

〇制作秘話
『あ、私だな、コレ』
そんなことを文章を書きながらふと思いました。

ちょうど音楽にのめり込んでいた時は、ボーカロイドが来たり、K-POPが来たりと時代の流行が加速したような感覚でした。
今でこそよく聞いたり見たりするのですが、お恥ずかしながら当時の私はボーカロイドに対しては、
『人間じゃないし、機械が歌うのは情緒を感じれないし嫌だ』
そんなことを思っていたなーと懐かしんでいました。
この作品で言えば、ろーちゃんが昔の私で、みーくんが今の私という感じでしょうか。

今やソフトウェアを出す会社さんや作曲や声の調教をされているボーカロイドPの方々の並々ならぬご尽力があり、人かと思うほどの曲をいくつも拝見いたします。本当にすごいの一言に尽きます。素敵な楽曲をいつもありがとうございます!

さて、お話が少し脱線しましたが、
最初の小説は歌を絡めたいなと思っていました。
私のこれまでの人生は歌に励まされ、物語に奮い立たされてきたと感じています。
歌はそっと寄り添ってくれたり、心に語り掛けてくれたりととても素敵なものです。
こうして書いている今も好きな音楽を聞いています。
誰かが創るものが誰かの心に響くものであると信じたいものです。
私が書く物語もそうであってほしいものです。

次に時代背景部分ですが、現代においては見ることが少なくなったガラケーやCDをあえて出しました。
今となっては技術の発展が目覚ましく、データをお渡しするだけでやり取りができたり、1つのデバイスで大量のデータを入れれたり、複数の役割をこなすことができるようになりました。
しかし、逆を言えば、データの制限や遅さが緩和された今、一度のやり取りで済んでしまうことが多くなり、他の人との接点を持てる場所が少なくなってしまったのかなとふと思います。
作中のみーくんがやっていたことを昔よくやっていたものです。
『セットリストを考え、CDを焼いてはラジオカセットで聞いて楽しむ』
『友だちにCDを渡して自分の好きな音楽を広める』
そんな遊びや思いがあったのです。
みーくんやろーちゃんの人間味を出しつつ、感情の揺れ動くきっかけになればと思い、現代よりも少し前の部分をチョイスしました。

他のこだわりポイントは、詞の部分です。
作中では詞を2つほど考えました。
どうしてもろーちゃんの心境を語るには字の文や会話では出したくなく、歌詞で伝えたいなと思っていて、最後の詞は調整はしていたのですが、締めの構成は執筆前から決めていた部分でした。
詞を書くのは好きで昔よくやっていたんですが、なかなかカッコいい詞だったり言い回しにならずに結局は恥ずかしいノートが出来上がっていくばかりでした。
きっと、今回は物語にあったいい詞になっている...そう思いたいものです。

次回以降もこういった感じでとりとめもない思考やふと思った感情を制作秘話に書き記していくと思います。
もし気になった方は是非、支援いただいて拝見いただけると幸いです。

私の物語があなたの道を照らす小さな燈になれたのなら本望です。
そうなれるように精一杯頑張ります。

ご拝読ありがとうございました。
以下、設定になります。
また次の作品でお会いいたしましょう。

〇テーマ
素直、一歩を踏み出すきっかけ

〇起承転結
起:友達とすれ違い
承:主人公の過去
転:後輩への嫉妬
結:彼氏と仲直り

〇登場人物
・ろーちゃん(主人公)
 ピアノ以外音楽に触れさせてくれなかった過去を持つ。
 反発するようにカッコいいロックの音楽に惹かれていった。

・みーくん(彼氏)
 ろーちゃんの彼氏。音楽は雑種で色々な曲を聞く。
 ミークが一番お気に入り。

・ミーク(アーティスト)
 素直という意味を持つ名前。パンクロックで歌詞がウリのバンド。

・スタボーン(アーティスト)
 頑固という意味を持つ名前。ギターやドラムが激しく、歌もシャウトがウリ。

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