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「伝える」のままだと伝わらない

伝えたい想いが強すぎると独りよがりの言葉ばかりになってしまうと感じることがよくあります。

例えば、「毎日noteを書く」と決めて続けてきたことで、私はnoteを書くことが習慣化できました。

その反面、「とにかく書く」からスタートしたものの伝えたいことが伝わっていない。

そんな感覚になることも増えてきているんです。

こんな風に立ち止まったとき、私は本からヒントを探すようにしています。

そこで、

今回、読んだ本は

伝わっているか?」です。

2014年に出版された本なのですが、とてもわかりすくて、つい読み込んでしまい、今もこれからも役立つ話がギュッとつまっています。

簡単にこの本を紹介すると、表紙のイルカとスナック「いるか」の店長、ももこさんやスナックのお客さんとの会話で進んでいきます。

著者の小西さんは、

「伝える」から「伝わる」に考え方を少し変えるだけで、効果は劇的に変わる
引用元 : 伝わっているか?

とおっしゃっていて、伝わる言葉のつくり方、使い方、考え方を、具体的な例でわかりやすく伝えてくださっているんです。しかも、イルカとももこさんやスナックのお客さんとの会話で表現されているので「なるほど!」と、理解しやすい。

この本を読み進めていくと、自分が使っている言葉や視点が「伝える」。つまり、自分視点になっていることが多いなとふりかえることができました。

いろんな自分の気持ちに気づくことができたところで、

なぜ、「伝わるように言葉を発したい」にこだわるのか?

を考えてみました。

それは、私が今まで体験したことが、コロナ禍で初めて体験していることと似ているからです。

9年間、私は不登校や発達障害、そして仕事について、いろんな体験しました。体験したことで1番困ったことは、

自分に合った情報がなかったこと。

そのことで、生きる気持ちを失いかけるほど辛い時間があったからです。

逆を言えば、その体験があったからこそコロナ禍でも穏やかに何とか生きています。

他の人よりちょっと先に体験しただけですが、コロナによる学びや仕事の変化に戸惑っている方の声を目にすると、どれだけ不安で辛い状況なのか想像できてしまんです。

だから、私の体験をシェアすることで、先の見通しを立てることができなかったとしても、

「自分もできることがあるかもしれない。」

と感じて、少しでも生きることに希望を持てる人が増えてほしいと願っています。そんなに簡単なことではないということは分かっていますが…。

今回、「伝わっているか?」を読んで、

「伝える」のままだと伝わらないんだ

ということを強く実感しました。

少しでも「伝える」から「伝わる」に言葉も視点も考えも変化できるように、この本を読み返したいと思っています。

「伝えたい」ことが「伝わっていない」と感じたら、「伝わっているか?」読んでみてください。

ポッドキャストはこちら

「伝わる」を意識できるようにnoteの言葉以外に感じていることも音声でお伝えしています。


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