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自分の時間が誰かに奪われているかもしれない

雇用とフリーランスの違いはいろんなところで感じるのですが、私が感じている違いの1つに「時間」があります。フリーランスになると時間を自分で管理しやすくなります。

しかし、雇用の時の感覚のままだと自分ではなく、他者にコントロールされてしまうことがあるんです。

具体的にどんな時かというと、例えば、

依頼したい仕事があるから、また連絡します。

という場合です。まず、

いつ連絡がくるのか?

なのですが、期限がなく1ヶ月以上連絡待ちということが、過去にありました。これはフリーランスになったばかりの頃、経験したことです。

「依頼したい仕事があるから連絡します。」と言われれば待つのが当然と思っていたのですが、さすがに1ヶ月間、何もせずに待つということはしませんでした。

というのも、私の以前の仕事は期限を徹底的に管理して仕事を行うのが基本。それは、お客さんに対しても曖昧な期限ではなく、認識の違いを防ぐために具体的な日時を伝えて確認するのが普通でした。

だから、このときも1週間ほど待ち、連絡がなければ確認するという対応をしていました。ただ、お返事が来るかというとそうでもないんです。

当時は間に入ってくださった方がいたので、対応を相談し他の仕事をして連絡があった時に調整するという話になりました。

こういった「待ち」のような伝え方をする方は昨年もいらっしゃったので、難しいですね。

待ちは生活を脅かす

雇用であれば、1ヶ月◯円という形で生活が保障されている給与をいただいています。そのため、仕事の依頼をするという話があって具体的に連絡がなくても、あまり焦らずに待つことができるんです。

しかし、これがフリーランスになると大違い。仕事をいただいて契約するからこそ報酬を得ることができます。待つのはいいのですが契約できない仕事をずっとまっていると、その分収入は入ってきません。

私の場合、雇用の時の癖がなかなか抜けずに、依頼がいつあるのかわからないのだからと、予定を調整して待っていました。結果的に、収入を得ることができなかったり、他の仕事の依頼があっても断ってしまったりということが起きたんです。

特に、多くの人と私の違いは、子供たちのサポートをしながら仕事をするという状況。そのため、たくさんの方の仕事を受けるということが現実的に難しい…。

テレワークに慣れている方で仕事の納期は1週間くらい余裕があるという場合は可能ですが、このような余裕を持ったスケジュールでの仕事の依頼の対応ができる方はまだ少ないんです。

だから、自分で時間を調整できるようにしているつもりが、気づくと相手の方に時間をコントロールされてしまい疲弊してしまう…ということが起きていました。

人を大事にしている人

テレワークで仕事をすることは、今はコロナの影響で広がっていますが、中には私のようにテレワークだから働ける人もいます。そういった人に、待ちの状態を強いるような仕事の依頼をする人は、人を大事に思えないのかもしれないと感じます。

今は普通に働くことができていても、いつ、どんな理由で今の働き方ができなくなるのかはわかりません。だからこそ、制限が多い人が働きやすくなるような環境を整えることは、多くの人にとっても働きやすい環境ができ、仕事もよりいいものができるようになるのではと思うんです。

人を大事にしている人は、様々な状況を把握した上で、どうやって一緒に仕事ができるのか?を協力して考えようとしてくださいます。

そんな素敵な人に出会うと、この人と一緒に働きたいと思うし、困ったことがあったら力になりたいと、制限されている状況でもベストを尽くそうという意識に変化するんです。

というのが、私自身が体験したことです。

それでも、定期的に今の働き方を見直しながら、自分と子供たちにとってのベストな状況を試行錯誤しています。


今は、雇用された状態でも、同じ会社の人だけじゃなく、会社外の人やフリーランスなど、さまざまな人と仕事をする機会がふえてきています。

雇用でもフリーランスでも、誰かと一緒に仕事をするということは、誰かの時間を使っていることになる。

だからこそ、他の人の時間を奪うようなことが起きないように、お互いがいい関係でいい仕事ができるためにも、時間について意識できる人が増えてほしいと思います。

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話していたら熱が入ってしまいペンを落としてしまった音が入っています(苦笑)


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