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「テレワーク」ってオマケみたいな働き方なのでしょうか?
テレワークで仕事をして4年目になり、今までいろんな方と仕事をしてきました。人によってテレワークの捉え方や位置付けが違うなと、日々感じています。そこで、あなたに質問です。
あなたにとってテレワークってどんなイメージですか?
業種によっては、テレワークができないという方がいらっしゃると思います。ですが、ちょっとだけ「テレワークできない」という現実を置いといて、
もしも、テレワークができるとしたら、
どんな働き方だと思いますか?
そして、
あなたにとっての理想のテレワークって何でしょう?
テレワークはリアルと同じ立ち位置じゃない
私にとって、テレワークとは、さまざまな働き方の1つの手段だと考えています。つまり、リアルな働き方と同じ立ち位置です。
テレワークだからと言って、安い報酬でお仕事を依頼してくださった方の都合の良いように働く。生活できないレベルの報酬しか手にすることができないという働き方ではありません。
少数派の少数派のタイプの私だからこそなのか、最近、研修や説明会に参加するたびに「?」と感じるテレワークについての話を見聞きします。
テレワークが急速に広がったのは、2020年におきた新型コロナウィルスの影響を受けているというのが大きいのかもしれません。つまり、リアルが無理だから仕方なくテレワークで対応するという感覚です。
これは、働き方だけではなく、学び方にも同じようなことが言えます。
コロナで学校へのオンライン学習は広がりましたが、あくまでも緊急な時のものと捉えられています。そのため、不登校の子供たちが自宅でオンライン学習できた場合、出席扱いできる学校は一部の地域を除き、未だ認められていません。
時間や場所、そして方法が違うだけで、同じものができたとしても、認められない。
この考えは学び方と働き方の根底にあるものだと感じられます。
平成の時代に?
私がフリーランスでテレワークを始めたばかりの頃、受講した講座の講師からこんなことを言われました。それは
女性は扶養の範囲内の収入がいいという人が多いんですよ
です。
私はひとり親ですので、扶養の範囲内の収入では生活できません。4年前は平成だったのですが、この言葉を聞いたとき
平成の時代に扶養の範囲内を求めている女性が多いの?
と、疑問でとても印象に残っています。
「扶養の範囲内を求めている女性が多い」
という言葉を当時は信じられなかったのですが、4年という時間で出会った人をふりかえると、
扶養の範囲内で考えている女性は多い
ことに気づかされました。
そして、「扶養の範囲内で」は働く側だけでなく、仕事を依頼する側にも根付いているため、安い報酬で仕事量が多いということが起きている。つまり、労働力と報酬のバランスが崩れている理由の1つかもしれないと感じています。
場所や時間が違っても正当に認められて欲しい
テレワークは広がってきましたが、やはり決まった場所や時間にできないことはリスクとして捉えられることが多いのが現状です。
決まった時間が無理だと報酬が安くなるんですよ。
と言われる方もいます。
なぜなのでしょうか?
依頼する側としては、仕事の依頼をし難いということが考えられるでしょう。しかし、会社に決まった時間にいるからといって必ずしも仕事をしている人ばかりかというと、そうではありませんよね。思い当たること、誰しもあると思います。
テレワークになると、そもそも相手がどうしているのかは見えません。見えないからこそ、仕事をした結果で評価されますから、ある意味、仕事をしていることがはっきりと見えてきます。
もしかしたら、すぐにやって欲しいことを依頼できない。
と考えている方もいるかもしれません。緊急なものは別として、余裕を持った仕事の依頼ができるようになれば、慌ててやっつけ仕事のようにならず仕事の質が良くなるのではないでしょうか。
いろんなテレワークがあってもいい。だけど…
扶養の範囲内という考えを否定するわけではなく、そういう考えもあっていいと思っています。
ただ、その考えはあくまでも希望している人に対してであって、働く手段がテレワークしかない人に扶養の範囲内でという考えでの報酬や働き方で対応しないで欲しいということです。
しっかりと働いていても安い報酬でいいのであればそれでいいんです。
社会から離れていた方に向けてリハビリのためにテレワークでもいいんです。
ただ、
すべての人のテレワークがそうではないことを
理解して欲しいということです。
リアルと変わらない質を保てる仕事をしているのであれば、きちんと正当な評価と報酬を支払う対応をするように意識を変えて欲しい。
そうじゃないと、十分すぎるほど働ける人が、外に出られない、決まった時間に働けないというだけで、生活苦に陥ることが起きるからです。
他人事ではなく、あなたにも起こりる可能性があること。
脅すわけではなく、今からさまざまな制約が起きたとしても働く手段を持っていることは、生きることを諦めずにいられることにつながります。
テレワークは、緊急なものでも、ちょっとオマケでもなく、リアルと同じ働き方の手段の1つになる。
令和の時代はテレワークは働く手段の1つとして当たり前になるように、テレワークのことやテレワークで働くコツなど、少しずつお伝えしていきたい。
それが私しかできないことだと思っています。
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