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「しないこと」を考えてみた

「自分の限られた時間で何ができるのか?」と考えることが増えたのはここ10年くらい。

「好きなことを仕事にしよう!」と言われても、

「そもそも自分が好きなことって何?」となってしまい、思い浮かんだ好きなことは仕事になるとは思えない…。

という堂々巡りのような時間を過ごしながら、自分ができることから少しずつ動いてきて、あっという間に10年が経ってしまいました。

この10年は自分の人生が大きく変化した時で、離婚をするために裁判所へ調停をしたり、子供たちの不登校のサポートのために移住をしたり、働き方も変えたり。結構、いろんなことをしました。

ちょっと思い出すだけでも人生激変したと感じますが、変わるためには当時の「当たり前」をどんどん手放したり変化していく必要でした。

でも、そんなに簡単に変化できたわけではありません。自分の当たり前を変えることも大変ですが、一緒にいる人の見極めも難しい。

生きている中で1番のピンチな状態が起きたのもこの10年で、誰が自分のことを本当に大切に思ってくれていたのか。そして、新たに出会った人の中でこれからずっと関わり続けたい人は誰なのか。考えることが多い時間でした。

そして、今、新しいステージに変わりつつあると感じる中で、

「これからどうしたいのか?」

を考える時間が増えました。正直、答えが出ず悩む時間が多いし、できることとチャレンジしたいことの差にも考え込んでしまうことが増えています。

つい、頑張ればできることの方が楽だからそっちに流れそうに…。でも、「やっぱり違うよね」という心の中の声が聞こえてきて、「じゃあ、どうしようか」と悩む日々です。

そんな時に読んだ本が、マツダミヒロさんのこの本でした。

タイトルが「人生は、しないほうが、うまくいく。」という、私にとっては衝撃的なタイトルでした。

以前からマツダさんのメルマガやSNSの投稿は拝見していたんです。今年に入ってマツダさんの発信している内容が気になりだし、オンラインでのセミナーもタイミングが合うときに受講しています。

今回読んだマツダさんの本ですが、印象的だったことが、

自分が生み出す価値について大事にすること。

です。

そのために、「どんなことを大事にしたらいいのか」今の私は時間がかかっても、きちんと向き合って考える必要があるということに気付かされました。

当たり前と言われれば当たり前かもしれませんが、考えて行動に移すって結構大変なんですよね。そして、無理をしてやるのも違うかなと。

私の場合は子供たちの未来の選択肢を広げることを中心に動きたい。その範囲で、妥協することなく自分の価値を生み出せる環境を作りながら、経済的にも豊かになって行きたいと考えています。

その結果、私の子供たちも自分にあった生き方や価値を生み出す方法を生み出せると実感して欲しい。

私が「働く」にこだわるのは、自分の子供たちのように、多くの人と同じようにできなくても生きる希望を自分で掴みにいけると感じて欲しいというのが根底にあります。

「これをやった方がいい」
というのではなく、
「こんな方法もあるから自分で見つけてみて」

と言いたいのかもしれません。

マツダさんの動画を見た方はご存知だと思いますが、ふんわりした雰囲気の中にしっかりと伝えたいことを発信されています。こんな風に、「伝えたい人に伝えられたらいいな」と、動画やセミナーを拝見するたびに思っていて、今の私の目標です。

「ねばならない」とか「これが当たり前」みたいなものは手放して、自分に必要なことや得意なことに時間を使えるように。これからもマツダさんの本を時々読み返しながら考えて行こうと思いました。

気になることから本を読むといろんな発見があって、やっぱり読書は面白いですね。ということで、事前に本を読まなくても参加できる読書会は4月17日に開催します。

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