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「失敗できない」日本の働く文化

今日は零細企業の経営者としての意見を書こうかな。

日本の「失敗できない」文化について考えてみる。

以前経営の勉強会のため、私のお知り合いの中でも、日本を代表する大企業で働く方々に特にお願いして、「なぜ企業人は生産性を上げる取り組みに消極的なのか」という匿名アンケートを取りました。回答が大変興味深かったので、noteでもシェアしたいと思います。

以下、当時の回答。

「業績を高めるためだと思っても、根回しをしてまで、今も手一杯なのにこれ以上仕事をして、個人的に給与が上がるわけではないから」

「いかに少ない労力で今と同様の、もしくは今以上の安定した給与とステイタスを維持するかに注力している人は多い」

「新しい試みをしてミスをすると取り返しがつかない。一度悪評がたつと挽回させてもらえない」

「業績より上司の顔色を見て仕事をしたほうが手っ取り早く給与が上がる」

んー。読んでいるだけで気がめいります。いかにも昭和な価値観。(私は思いっきり昭和世代。)

日本では新卒で就職しないとその後も就職は条件が厳しくなるというのは周知の事実ですが、日本人は海外の人材に比べてリスクをとることを極端に嫌う国民性ではあると思います。

SNSやyoutubeでの活発な議論を見ると、これから日本も変わっていくのではないか、いやすでに変化してきていると期待せずにはいられません。

具体的に言うと、例えば転職がマイナスになりすぎず、日本社会がもっと、何度でも自由に、転職やキャリアチェンジができる。社会や企業が積極的にチャレンジを推奨するなど、多角的に人を捉える労働市場になると、日本の生産性はもっと上がると思ったり。

失敗できないって、そんなばかな。起業家なんか大抵、脛にいくつもキズがあるものです。
何度でもチャレンジできる日本であってほしいです。


今日もお読みくださり、ありがとうございました。
明日もまた、来てくださいね。

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