見出し画像

「話を聞いてない」と言われてしまうあなたへ

人の話を聞いて、考えながら会話をしているつもりなのに、その相手から「全然話を聞いてない」と言われてしまった経験はありませんか?

聞いてるのに聞いてないって言われるなら、じゃあどうすればいいんだと思いますよね。
私がそんな人にお伝えしたいのが、意識の方向による2種類の「聞く」について。そう、この世にはいろんな「聞く」があるんです。

人が言葉を発するまでの流れ(イメージ)

人が何かを話すまでの流れについて、私が持っているイメージを図にしました。
火傷して「熱っ!」と言うような条件反射のケースはおいといて、基本的に人が何かを言葉にするときはだいたいこんな流れなんじゃないかなぁと思います。

感覚:心身が何かを感じたとき
感情:それについて感情が沸いて
判断:それについて何かを言うと決めて
発話:話す

つまり、相手が何か言ってる(D.発話)とき、その奥には、A.感覚、B.感情、C.判断までの一連の流れがあるだろうと想像することができるわけです。

話を聞いてないと言われる人を見て思うこと

話を聞いてないと言われる人の傾向として次のようなものがあると思います。
・言葉の裏側にあるもの(相手のABC)に思いを馳せてない
・言葉を受け取ったら「ただちに」自分のフィールド(自分のアイウ)に持ち帰る

D.発話→ア.感覚→イ.感情→ウ.判断→エ.発話 という流れですね。
相手が何か言ったら、その言葉をすぐに自分の世界に取り込んで、何かを感じて、自己解釈して、返事をする。
何が悪いんだと思うかもしれません。実際、何も悪くありません。
伝えたいのは、いわゆる「話をしっかり聞いてる人」との違いです。

話をしっかり聞いてる人を見て思うこと

話をしっかり聞いてる人は、相手の話を聞いたあと、相手の思考(ABC)に思いを馳せる時間をとっていることが多いです。

D.発話→ア.感覚→イ.感情→[相手のA.感覚B.感情C.判断を想像]→ウ.判断→エ.発話

この[相手のABCを想像]する過程を挟みつつ会話をするかどうかが、話をしっかり聞いてる人と聞いてないと言われてしまう人の大きな違いだと思います。

話をしっかり聞くコツ

それでは、どのようにしたら話をしっかりと聞けるようになるでしょうか。
会話の仕方を急に変えるのは難しいことだと思いますが、例えば相手の言葉に対して意図的に「なぜ?」と問いかけるのは一つの手だと思います。
頭の中で「なぜこの人はそう言ったんだろう」と考えるクセをつける。
状況的に可能なら答え合わせもできるといいですね。
「もしかして、~だからそのように言ったのですか?」
わからないと思ったときは率直に聞いてみてもいいと思いますよ。
「なぜ~と言ったのですか?」

状況にもよりますが、基本的に人は、自分のことに言及されるのが好きなことが多いです。理解を深めたいときは、なぜ?を考えて、聞いてみましょう。

最後に

ここまで説明しておいて言うのも悪いですが、この記事の心理学的エビデンスは確認していません。自分がこれまでいろんな人を見てきて思ったところを図解し説明したまでです。
何のためにかというと、「そういうことなら腑に落ちる!やってみよう」と思う人が一定数いて、その人達の役にたつと推測したからです。
という訳で、どなたかの参考になれば幸いですっ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?