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特別を当たり前に!〜アニメ「ハイキュー」、春高の対戦相手、稲荷崎主将の北信介の「練習でできてることやったら、緊張せんやろ?」〜

 こんばんは。今回もアニメ「ハイキュー」からビビッときた言葉をチョイスして考えてみました。バスケ好きなのに、めっちゃハイキューを見ています。何回見ても気付かされることがあります。さて、今回の言葉は・・・
 
 春高の稲荷崎主将、北信介の言葉
「練習で出てきてることやったら、緊張せんやろ?」
 です。


1 「練習で出来てることやったら、緊張せんやろ?」

① バレーボールの全国大会での名言

 これは、全国大会の烏野vs稲荷崎の中で北さんから発せられた名言です。北さんは、日常の当たり前に行っていることをしっかり実直にこなす人間性を持っています。
 宿題、トイレ掃除、歯磨きなどなど、それは日常的に誰もが行なっていることです。はたまた、バレーにおいては、基礎練習を疎かにしないというところでしょうか。とても真面目と言えばいいんでしょうかね。
 北さんは、「練習で出来ていることやったら、緊張せんやろ?」という名言に添えて、「歯磨きしたり、クソしたり、毎日やっていることは、緊張せんやろ?」と言っています。「だから、ちゃんとやんねん。」というわけです。

②人間は特別なことをしたがる

 教員である私は、教員の性なのか、若い頃は特に何か特別なことをしなくてはと思ってきたとことろがあります。
 例えば、授業参観の授業。
普段は、掲示物など力を入れていないのに、「いい絵を作って飾らないと。」「赤でコメントを書かないと。」「いつもよりしっかり指導しないと。」と特別なことに力を注いでいたように思います。
 学校全体を見ても、この日のために掃除は特別に力を入れたり、掲示物をいつもはチェックしない管理職がチェックしたり、違和感だらけです。
 特別なことをしてしまうから、いつも通りでないから緊張してしまう。この北さんの言葉がビビッとくるものがありました。

③いつも通りに自然体で

 ある程度、経験を重ねた時、「何も特別にする必要ないんじゃない?」と思いました。特別に力を入れることに疲れたんだと思います。「いつも通りでいいよ。その方が、私も子供も自然体でいいはず。」と切り替えた瞬間がありました。きっかけは何だったか覚えていないのですが。。。
 でも、いつも通りだからといって、力を抜いて言い訳ではありません。

④力の入れどころを、入れ方をつかむ

 普段の仕事や生活で、力を注ぐところと注ぎ方を工夫し、日常的に実践することが大切かなぁと思っています。自分が自然体でいられるレベルで、可能な限り力を注ぐ。そんなことができるようになれば、ある程度、その力を入れた特別なことが
当たり前なことにシフトしていくような感覚を持っています。
 
 「練習で出来ていることやったら、緊張せんやろ?」
練習の質を高めれば、試合でできることもレベルが上がる。特別が当たり前になれば、試合で自然とできる。そんな意味合いのある言葉から自分の仕事について色々考えさせられました。

2 働き方改革に向かって

 自然体で取り組めないことが多くなっていると思います。日常的に無理なく取り組めることを追求していかないと、この教育業界は仕事が増える一方です。かなり無理をしないと、自分を追い込まないと一日一日が成立しない。そんな状況ですよね。自分の余暇も犠牲にしている方々がたくさんいます。本当に必要なことの質を高め、あまり効果のない、意味のない仕事はどんどんスクラップする。変えられるところから変え、本当に意味のある特別なことを当たり前にできる環境にしていけたらなぁと思います。
 
 私たちが、ストレスフルで、疲れ切っていては、子供達にデメリットが生じます。
 
 「練習でできることやったら、緊張せんやろ?」

 子供たちに成長のある効果がある実践を積み重ね、特別が特別じゃない、当たり前になること望ましい気がします。そして、それで自然体でいられるような毎日を送れたらいいのに。

 そのためには、先生たちに余裕を!意味のある働き方改革が緊急で求められます。

 考えすぎかもしれませんが、アニメの言葉から考えるきっかけをもらっているような気がします。きっかけは何でもいい。



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