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誰にでもどこでも自然体でありたい!

 いつでも自然体でいられるようになりたい。教師という職業柄、子供との関わり、同僚との関わり、教育委員会の人との関わり、保護者との関わり、地域の人との関わりなど、たくさんの人との関わりを持っている。以前は、「先生らしく」という意識が強く、服装や態度、声色や言葉遣いを使い分けていたように思う。よく電話が関わってくると、声色が変わっているという大人はたくさん見てきた。


1 「先生らしくないね」と言われた過去

 現在の勤務校に赴任して、最初に担任した子供達から「先生らしくないね」と言われたことがある。子供達の「先生」に対するイメージは、「怒る」「叱る」「注意する」など、子供に対して高圧的で、言うことを聞かせるというものであったようである。前任校では「毅然とした態度で子供に接しないさい」と言われていたし、「先生」というのは子供から見ればちょっとおっかない存在なのかもしれない。
 しかし、私は、「やってみれば?」「いいんじゃない?」「どう思うの?」などとよく言っていたので、「先生らしくないね」と思ったらしい。
 「先生らしくない」と言われて、「やった!」と思ったことを覚えている。「先生らしくない」という言葉は褒め言葉と捉えていた。

2 相手によって態度や言葉遣いを変えている姿を見せていると…

 人によって態度や言葉遣いを変えていると、子供達に「相手を見て、態度を変える」という先生の姿を見せていることになり、子供達は、相手を見て態度を変えていいのだと浅はかに学んでしまう恐れもある。
 先生がモデルとなって、どんな相手にも自然体で接している姿を見せることも大事なのではないかと思う。

3 自然体で人と関わると

 自然体で力まずに人と関われるようになると、距離感が近くなるように感じている。子供達とも、保護者とも、同僚とも…楽に関われるような気がしている。
 楽に関われるようになると、コミュニケーションも取りやすくなり、仕事上の生産性が非常に上がるように思う。感覚的な部分があるの個人の感じ方によるが…
 ただ、人によって関わり方を変えている職員を見ると、子供とも同僚とも保護者とも距離感があるなぁと見えてしまう。
 仕事上、距離感が近い方が、取り組みやすいことは多く、意思疎通がスムーズに取れるように思う。
 そして、何より、自然体でいることに慣れると、自分の笑顔が増えていることを実感している。

4 自然体であるとは

 相手によらず、力まずに、話し方、表情、声色、言葉遣いを変えない関わり方。

 まぁ、自分は相手によって緊張し、声色を意図的に変え、言葉も選び、疲れちゃったんですよね。だから、「もういいや」という気持ちで、誰とでも自分らしく関わろうとどこかで決めてから、自然体でいられるようになってきた気がします。


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