一体なにがそんなに楽しいんだ

 わざわざ「楽しんでやっていこうね」なんて言われるのはそれが本来楽しいものではないからです。仕事とか勉強とか。
 だまされてはいけない。


 みんながあんまりにも楽しもうだの楽しみだの言うせいで、「楽しい」がゲシュタルト崩壊して、最近は楽しいってなんなのか分からなくなってしまった。

 つまらないと思えるほど先を見通せていないし、心を許せる人とのおしゃべりとか、綺麗な夕焼けとか、おいしいソフトクリームとか、推しとか、心がときめく瞬間もそれなりにありながら生きている。

 でも、責任が伴う仕事や、自分の将来に関する不可逆な変化を起こしかねない受験勉強を、「楽しい」なんて言葉で表現するのは、そんな感性は自分にはない。


 ここまでくると、そんなに楽しくないとだめか?楽しくなければいけないという強迫観念に捉われてるんじゃないか?という気持ちになる。
 そりゃ人生は楽しい方がいいけれど。


 楽しさには大変さがつきものとも言うけれど、人生の大変さに疲弊しきりなので個人的にはすこし楽になりたいです。
 わざわざ大変で楽しいほうを選ばなくても、楽な世界にいながら”楽しさ”を見つけたいので。

ここまで読んでくれたあなたがだいすき!