2021年10月31日(日) ひとりが好きなのか、ひとりが好きなふりをしているのか、それとも
わたしはひとりが楽しいし、きっとひとりが好きなんだ。
と思っていたのは、具体的な時間で表すと1年半前くらいまでだろうか。
そのあたりの時期から「ひとりと孤独は違う」とかいう人間が出てきたし、Youtubeではぼっちを自称するOLもしくは大学生が現れ始めた。コロナの感染拡大でだれもがひとりを体験することになった。
ひとりが世間に受け入れられるのかといった状況で、わたしはまた考え始める。
果たしてわたしは本当にひとりが好きなのか。本当にひとり楽しいのか。ひとりが好きなふりをしているのではないか。
自分がうっかりマジョリティになりそうならそこから逃げようとする、どこまでも卑屈な人間になってしまった。
記憶を辿って気づいたのは、(いまひとりを楽しんでいるか否かは置いといて)当初は一緒にいてくれる人がいないかったから、強がってひとりでどこへでも出かけて、満たされているふりをしようとしていたこと。
ただそれが「ふり」で終わらず、やってみたら本当にひとり行動が楽しくて満たされてしまって、以後ひとり行動が好きになった、のかもしれない。
「友達を作らない」からではなく「友達がいない」からひとり行動を始めたけれど、ネガティブなきっかけにも関わらず好きなものを見つけることもある。
と思っていたのが割と最近までで、
最近はそもそも自分の世界に「誰かを誘う」という選択肢が無いような気がするのです。
自分の意向で誰かに連絡するという行動が、なんだかとても不思議で異世界のもののように思えてしまう。
承認欲求とかそういう感情はちゃんとあるし、好きな人に限って振り向いてくれないもどかしさはずっと感じているけれど。
誰もいない寂しさや振り向いてくれないもどかしさは、老いや死みたいな、逃れようのないものだと思い始めているのかもしれない。
ここまで読んでくれたあなたがだいすき!