心にツケヒゲを

 最近また井上涼さんの作品を見ています.
 ツケヒゲ,アーツ千代田まで見に行ったの懐かしい.


 「あなたのことは超すき でも今の一言呪わしい」の1フレーズが改めて聞いてすごく素敵だな~と思うのです.

 どんなに気の合う人でも自分と違う部分は必ずあって,だからこそ「そんなこと言わなくていいじゃん」と思うようなことを言われる事もあるよね.

 でも,たった一度の失言で相手の全てを否定しないといけないかというとそうではなくて,時に言葉が食い違ってしまうことはあっても,自分がその人を好きな気持ちは変わらないし,その人の素敵なところも変わらずそこにあるんだよね.

 好きだけど噛み合わないところもあって,でもそんなところを我慢せず愛を持って伝え合う,という繊細な感情が描かれているのが好きです.


 好きな人に受け入れ難い部分があるとか,いい人のはずなんだけどいい人過ぎて自分が卑屈になってしまうから会いたくないとか,
そういう感情を持つと自分はなんて狭量な人間なんだろうと思ってしまうんだけど,それは自然な感情だし我慢しなくていいよ~って言ってくれてるみたいだなぁと改めて気づいた.


 「ドアを閉めるバターンでアピール」もめちゃくちゃ分かりすぎて笑ってしまう.
 でも「もっといい方法残ってるはず 最後に二人笑う方法が!」って優しく諭してくれて好き.
 誰かと笑っていられる方を選択するってすごく素敵だし,そんな方を選べるようにいつも心にツケヒゲを忘れないでいたい.

ここまで読んでくれたあなたがだいすき!