2020年11月5日(木) 昔を思い出したらなんで生きてるか分からなくなったので

 今より絵を描いていた時代のことをふいに思い出しまして,

ろくに上手くもなく,評価されることもなく,描いた似顔絵が気持ち悪いと言われているのを聞いてしまい,絵のための資料写真を撮ってくるよう言われるもその写真さえダメ出しされるような有様で,

得意なこともなければ下手でも続けようとするほど好きなものもなく,人が普通にできていることも出来ず,何か突き抜けたものもなく,自分はなんで生きてるんだ?という気持ちになったところで,こちらの漫画を見つけました.

 無料立ち読みや筆者の方がTwitterに上げているものを読んでみたのですが,萌え四コマ風の可愛らしい絵柄で描かれる「なんで生きてるの?」という心情がなかなか心抉るもので….

何で生きてるのか1

 この自責と罪悪感が体を蝕んでいく感じ,本当に分かるよ~.

何で生きてるのか分からない

(※画像は本編無料公開部分からお借りしました)

 このシーンは本当に名文だと思う.

 「これから先こんな辛さと怖さの凶器に何度も何度も刺され続けて 心の出血多量で私が息絶えていくのははっきり見える」
「そんな辛いことしかないとわかっている針の道なんて歩きたくないのに… なんで私は今もそれを歩いてるの」

自分がずっと思っていたことそのままで,それをこんな風に文章にできるなんてすごい作者さんだ…と思いました.これは今読まなければ.

 近くの書店には置いてなかったので,大きな書店に行くか電子書籍で買うかして週末じっくり腰を据えて読みたいと思います.楽しみだね~.


 今は自己表現の手段が分からないと言っているけど,この「今より絵を描いていた時代」は絵こそ自分の表現ツールだと思っていたんだよね.

 他にやりたいことがあって絵を離れて,徐々に描かなくなったけど,絵自体はずっと好きだし,気持ち悪いと言われたことも特にトラウマになっているわけではないです.気持ち悪いと言ったあの人ではなく自分のために絵を描いているのでね.
 下手ならゆっくり上手になればいいんだし,この機会にまた描いてみようかな~と思っているよ.

ここまで読んでくれたあなたがだいすき!