ひとりぼっちを誇るな

 ひとりなので、著しく不便でない限りひとりであれこれするけれど、
だからこそ最近目にするようになった「ひとり最高」やら「ソロ活のすすめ」みたいなスローガンへの違和感が積もりに積もってげんなりしている。


 ひとりかひとりじゃないかなんて(ローランド構文)、隣に人がいるかいないかのただそれだけの違いだから。

 水溜まりを避けるように、日差しが強かったら日傘をさすように、ひとがいないという状況に対応するためにひとりで行動しているだけです。

 別に意識高くひとりをやっているわけでも、他人に気を遣うよりもひとりが最高ー!と宣言したいわけでもなく、ただ取り巻く環境に対して一番快適なように変化した結果ひとりをやっているだけです。
 自分だって周りに人がいるならそっちの方がどんなに良いか、……とも思わないけど、時代も環境もそれに合わせて自分も変わっていく中でひとりで行動するようになっていったってだけで、別にそこに誇りも何もないわ。悪いことじゃないけどいいことでもないわ。


 せっかくひとりの比較されることのない状況にいるのに、わざわざ外に向けてソロ活最高だのあるいはぼっちだの発信して自ら比較されにいってるような、そんな違和感が先述のスローガンにある。

ここまで読んでくれたあなたがだいすき!