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2024 大相撲3月場所の感想

あぁ、エディオンに行きたかった・・
初めてそう思った春場所であった。
なぜって、そりゃぁ、毎日いろんなメチャクチャなことが
起こって予測不能で面白かったから。

予測不能と言っても、序盤 中盤 終盤 の中では
終盤になるともう、尊富士(たけるふじ)と大の里(おおのさと)の
二人に優勝予想が絞られてきた( 願望も含めて )感じではあった。

結果、今場所 賜盃を抱いたのは 尊富士 だった。
おめでとうございます 尊富士関 !
優勝を決めた豪ノ山との一番。
ちゃんと踏み込んで前へ出て勝った。
そしてすぐに笑顔・・

 ・・ 涙が出ないわけがないだろう
おばさんを泣かせないでくれ、そんな心意気を見せられたら・・

前日の負傷を大相撲ファンは全員知っている。
断片的に入る情報・・

わたしは思っていた
「骨折していない限り尊富士は千秋楽に出てくる」と。
家族にもその予想を話していた。

無理して欲しいという意味ではない。
今後の人生を考えて大事をとってもらいたい。
出てこなくても、誰も文句は言わないだろう。
だが、今場所これまでの白星の積み重ねで得た状況に対して
大相撲の幕内力士が取るであろう行動を考えると
上のように感じていた。
十四日目までの状況を考えると、尊富士は
千秋楽に登場して自分自身の手でもぎ取る優勝には
ものすごい付加価値が付く。

千秋楽、尊富士はタクシーで場所入りし
車を降りると平然と( そのように振る舞って )歩いて
エディオン入りした。
その映像を見ていて、
「勝ちに来た」と分かった。
まっすぐな、そして迷いの無い顔つきが そう言っていた。

取組の仕切りの最中に、向正面で解説していたNHK某専属解説員の
元力士の方が
「尊富士の立ち合いの変化に豪ノ山は気をつけないといけませんね」と
言った。
何いうてんねん!  尊富士が今日の相撲で立ち合い変化などするはず
ないだろう!!
ムッと来た。
某解説員のファンとご本人には失礼だが、そのセリフは
ご自身の現役時代の取り口を総括したお言葉でしょうか。
小兵ながら巨漢力士に向かって行って勝った相撲もおありだが、
技のデパートとも評されてましたから。

対戦相手の豪ノ山は、相手が怪我をしていると知っていたから
相撲を取りにくかったと思う。それは大相撲ファンはみんな分かっている。
宮城野親方が現役時代、つまり白鵬であっても、御嶽海が怪我で休場して
休場明け最初の対戦相手となった時に負けた。
それほど、怪我をしている相手には気を使うものだと聞く。
それでも豪ノ山もきちんと勝負してくれた。見ていて嬉しかった!!
ありがとう、豪ノ山関 !!!

尊富士は 優勝インタビューの語りもとても良かった。
話す内容が具体的で丁寧で配慮があって・・
わたしが尊富士関の年齢くらいの時は、ただのバカだった。
なんでそんなにいい子なんだ・・

今場所  尊富士が白星を重ねる姿を見ていて
「何か表面に出ていない事情や苦労があって、それを自分が背負って
力士になって、覚悟を持って土俵に立っているのでは?」と感じた。
本当に素直になれるというのは、苦労している場合が多いと思う。
その経験から、そう思っただけ・・

同部屋の横綱 照ノ富士関の助言で、千秋楽の出場に踏み切ったとも
聞いている。
横綱と話をして出場を決めたら急に、それまで歩けなかったのが
少し歩けるようになったとも報じられている。
不思議なことです。
でも、そういう不思議も本当にあるんですね。
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今場所開催前日の土俵祭の時から、noterの桐野さんがたびたび現地入りして
その都度、詳細な情報を記事やコメントでお知らせくださった。
とても臨場感のある記事なので、記事を一つ、下にリンクを貼らせていただく。

桐野様 今場所もどうもありがとうございました!!
大阪場所のお客さん、あたたかい会場の様子がテレビ画面越しに伝わって
来ました。おおきに! ありがとぉ〜!!
力士の皆様、日本相撲協会様
わたしは今後も大相撲公式ファンクラブ会員を継続します !

さぁっ! 次は五月場所だっ!!

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