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【採用担当から上司に贈る】採用戦略を一から見直すためのフレームワーク3選

現場で人事・採用担当をされている方は一度はこう思ったことがあるのではないでしょうか。
「上司と一緒に採用戦略をもっと現場視点を持って考えたい!」
とはいえ上司に直接伝えるのは憚れる、伝えたいけど上手く伝わらない。
一度はこういった悩みを抱えたことがあることでしょう。

そこで今回HeaRでは、そんな人事・採用担当の方を助けるべく、
『採用担当から上司に贈る』フレームワーク3選をご準備しました!
採用担当の方に読んで頂ければ「これが上司に伝えたかったんだよ!」と思って頂けるような内容になっているかと思います。是非最後までご覧になって頂き、共感頂けた場合はお近くの上司に贈ってみましょう!

フレームワークその1.リーンキャンバス 

そもそも採用は事業戦略と紐づくべきもの。
事業戦略が組織戦略に繋がり、組織戦略が採用戦略に繋がるべきです。
事業戦略を理解してこそ、適切な組織体制を考えることができますし、
適切な組織体制を考えてこそ、適切な採用戦略が考えられます。

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とはいえ採用担当の目線で事業を考えるにはどういう思考のプロセスを辿ればよいのか。悩まれる方もいらっしゃるかと思います。そこで今回はリーンキャンバス というフレームワークをご紹介します。

リーンキャンバス(lean canvas)とは、ビジネスモデルを一枚の図にまとめたフレームワークです。
リーンは英単語のlean「無駄がない、効率的な」という意味があり、リーンスタートアップはアイディアをより効率的に素早く事業化する検証プロセスのマネジメントとして生まれました。

採用目線でリーンキャンバスを作成することは大きく2つのメリットがあります。

①圧倒的な優位性の考察により魅力付きが可能
採用戦略を策定する際には自社の魅力を「整理」「発見」した上で魅力を「伝える」ことが重要です。リーンキャンバスを用いて自社の圧倒的な優位性を明確に認識することができれば、圧倒的な優位性を活用した面接設計、採用コンセプトの設計、採用ブランディング戦略の立案を行うことができます。

②採用における競合が明確になる
事業戦略と採用戦略が紐付いているため、当然事業競合と採用競合も紐付いています。そのため事業における他社との差別化ポイントを明確にすると、候補者に対して他社に負けない自社の魅力をしっかりと自信を持って伝えることができます。特に他社競合とぶつかりやすいクロージングの場面では差別化ポイントを明確にすることがとても重要です。(勿論特に新卒市場や未経験領域において事業競合ではない企業が採用競合になり得ることもありますが、いずれにしても事業競合との差別化は必要な要素です。)

リーンキャンバスには大きく9つの項目があります。

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①顧客セグメント
②課題
③独自の価値提案
④ソリューション
⑤顧客流入元
⑥収益の流れ
⑦コスト構造
⑧主要指標
⑨圧倒的な優位性

これらを洗い出すことで、自社の強み、採用における競合が明らかになってくるので、採用戦略、採用ブランディングブランディング戦略を構築するにあたって非常に役にたちます!

是非一度リーンキャンバスを活用してみてください!

▽リーンキャンバステンプレートはこちらからダウンロードできます

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フレームワークその2.ペルソナの
『Best / Better / Normal』

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自社が求める人物像を設定しても中々巡り合うことができず母集団形成に苦労することもしばしば。
理想的なペルソナばかりを追い求めるあまり、基準が高すぎてそもそも面接すら組めないということもあるのではないでしょうか。採用担当としては頭が痛い…これは「Best」要件だけを設定するため起こってしまうのです。そこでこちらのフレームワークをご紹介します。自社として当該ポジションに求めるNormal(標準スキル)Better(あったらいいなというスキル)Best(これがあれば最高)という項目を分けて整理しましょう。ポジションごとに作成するのがオススメです。

フレームワークその3.キャンディデートジャーニーマップ

採用担当の方が、日々の業務を取り組んでいく中で「一体この業務がどういう採用シーンに繋がっているのだろうか。」と考えたこともあるのではないでしょうか?
採用戦略における必要施策は多岐に渡るため、その時その時に必要だと思えた施策に思いつきで走り出してしまうケースも多いです。そうすると忙しい一方成果が出にくく、大変な思いをすることになります。

そこで採用戦略を整理するにあたって活用できるフレームワークがこちらのキャンディデートジャーニーマップです。

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キャンディデートジャーニーとは候補者が自社を認知・応募・選考・内定・入社・活躍までのストーリーを描いたマップのことです。「カスタマージャーニーマップ」がユーザーが商品やサービスに関わる際、認知・興味・検討・購入などの様々な行程におけユーザーの行動と、それに紐づく感情・思考・不満(課題)の動きを時系列にまとめたものを意味するのに対して、キャンディデートジャーニーは候補者が認知から入社に至るまでの行動及び心理状態の動きを整理するためのフレームワークです。

キャンディデートジャーニーを作成することで、自社の課題が浮き彫りになり、取り組むべき施策と優先順位を明確にすることができます。
採用実績と照らし合わせながらキャンディデートジャーニーマップを作成し、どこがボトルネックになっているのか分析してみましょう。

施策を洗い出してみると例えば「うちは認知フェーズが弱いな」「うちの会社は説明会参加からの応募率が低いから応募を促進するための施策が必要だな」など自社が現状抱えている課題と取り組むべき施策を整理できます。

是非一度自社で作成してみてはいかがでしょうか?また上司の方に展開し、一緒に作成するのも良い方法かと思います。

▽キャンディデートジャーニーマップはこちらからダウンロードできます

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まとめ

いかがでしたでしょうか?
上司の方に贈りたいフレームワークは見つかりましたか?

採用は戦略が必要です。
闇雲に思いつきの施策を取り組んでも、中々成果を上げることができません。

一方
自社の魅力や強みを整理し、
求める人物像、ペルソナを明確にし、
候補者体験のストーリーを設計することができれば
採用が成功し、組織が成功し、事業を前進させることができます。

採用市場における自社の現状を正しく理解し、取り組むべき施策を明確にして、採用活動に取り組んでいきましょう!




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