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#48 1kgの脂肪を減らすには?

お疲れさまです。
本日は2003年8月17日(木)です。

最近、晩飯の炭水化物はずっととうもろこしです。

それは、日曜の買い出しで10本買ったから。

安かったんですよー、それでつい^^;

1本10円。
それでツイ10本ほど。

ほんとはもっと買いたかったけど、冷蔵庫に収まる量を考えると10本が限界でした。

あ、ベビーコーンjじゃないですよ?^^;

結構立派なやつ。

お陰で、毎日ウ○チに黄色いツブツブが(笑

さて、今日のダイエットネタは、ダイエットにおける消費カロリーの目安です。

今日の話はとっても大事です。


脂肪1kgを消費するには

体内に貯蔵されている脂肪1kg(1,000g)を消費するにはどれだけのカロリーが必要になるのかお話します。

脂質1gは9kcalのエネルギーを保有していることは以前お話しました。
そのため、単純脂質である脂肪(中性脂肪)も1gで9kcalのエネルギーを保有しております。
つまり、「脂肪1gを消滅するには、9kcalのエネルギーを消費」する必要がある、ということです。
ではでは、「9kcalのエネルギーを消費すれば、脂肪1gが消滅」するということでしょうか。

ブッブー。
はい、不正解。

え?え?どゆこと?

はい、言葉遊びみたいでごめんなさい。
①「脂肪1gの消滅には、9kcalのエネルギー消費が必要」
これは間違いありません。
では、
②「9kcalのエネルギーを消費すれば、脂肪1gが消滅」
これが間違いなんです。

なんで?

それではクイズです。
②の主語は?

はい、「体」、「身体」、「カラダ」、「からだ」、「karada」です。

主語を入れて②を完成させましょう。

「体が9kcalのエネルギーを消費すれば、脂肪1gが消滅」

ここで、「エネルギーを消費」することを代謝と言います。

エネルギーを消費する代謝は、みなさんご存知のように、運動があります。
運動すればエネルギーを消費します。
もう1回書きます。
運動すれば「エネルギー」を消費します。

そう、代謝によって「エネルギー」が消費されるんです。

あれれ?エネルギーを供給する栄養素って何でしたっけ???

はい、糖質と脂質です。

っつうことは、体がエネルギーを消費すると、糖質と脂質のエネルギーを消費するということなんです。

確かに、運動などによって消費されるエネルギーが脂質のエネルギーだけなら、9kcal分の運動で脂肪1gが消滅することになるでしょう。
しかーーーーし、そんなうまくはいかなくて、当然糖質のエネルギーも消費しなければいけないため、脂肪1gを消滅させるには、9kcal以上のエネルギーを消費する必要があるということになります。

するってえと、①1kg(1000g)の脂肪を消費するには「9kcal×1000g=9000kcalのカロリー」+「糖質のエネルギー分のカロリー」の消費が必要になるというわけではないんです。

また、人間の脂肪は「脂肪細胞」として蓄えられているので、全てが純粋な「脂肪」というわけではないのでございます。

脂肪細胞の約8割は脂肪ですが、残り2割ほどは水分や細胞を形成するさまざまな物質で構成されています。
とすると、脂肪1gの消費といってもその8割を消費すればよいということです。
脂肪1gを燃焼させるのに必要なエネルギーは9kcalなので、1kgの脂肪細胞を消費するには、その8割の脂肪を燃焼させればよいということです。

これを踏まえて計算すると、脂肪1kgを消費するのに必要なエネルギー(カロリー)は、9kcal×1000g×80%=約7200kcal 程になります。

代謝によって、②脂肪のみのエネルギーが消費された場合、1kgの脂肪を燃焼させるには、約7200kcalのエネルギー消費が必要になるということです。

それから、非常に簡単には、③無酸素運動のような激しい運動では、グリコーゲン/グルコース(糖質)によるエネルギーを優先的に消費し、有酸素運動のような軽い運動では脂肪によるエネルギーを優先的に消費します。

①~③に基づいて、ものすごく簡単にまとめると、有酸素運動のみで約7200kcalを消費すると、脂肪が1g落ちます。

また、肝臓内のグリコーゲンの量が減ると、中性脂肪がエネルギー源として分解され使われていきますので、まず激しい運動をしてしっかりとグリコーゲンを減らしてから、軽い運動で脂肪の燃焼を狙うのが効率の良い運動ダイエットとなります。

ということは、無酸素運動(たとえば、筋トレ)の後に、有酸素運動をするととても効率がいいってことになります。

では、無酸素運動は脂肪を燃焼させない?

いやいやいやいや、そんなことはない。

無酸素運動によって、筋肉のエネルギー源である筋グリコーゲンが減少すると、糖新生が起こります。
糖新生に利用される主な材料は、筋肉タンパク質の分解によって供給されるアミノ酸(糖原性アミノ酸)、脂肪細胞の中性脂肪(トリグリセリド)の分解で生じるグリセロール,および嫌気的解糖によって生じる乳酸です。

ということは?
はい、無酸素運動でも、糖新生によって脂肪を分解します。
ただし、↑からわかるように、糖新生によって筋肉も分解します。

以上より、これも、ものすごく簡単にまとめると、無酸素運動のみで約7200kcalを消費すると、脂肪が1g落ちます。

そして、無酸素運動をすると成長ホルモンが分布つされます。
成長ホルモンには、脂肪細胞に蓄えられた中性脂肪を「遊離脂肪酸」へと分解する働きがあります。
そこで、有酸素運動を行うと、遊離脂肪酸を直接エネルギー源として利用します。

無酸素運動のみ、有酸素運動のみ、でも脂肪は燃焼しますが、無酸素運動の後に有酸素運動をすると、より効果的な脂肪燃焼を狙えることがわかります。

ということで、超理想的な運動をして、1カ月で1kgの脂肪を減らすために消費すべきエネルギーは、7200÷30=240kcalとなります。
毎日、摂取カロリーよりも240kcal分のエネルギーを多く消費すれば1カ月で1kgの脂肪を減らすことが出来る計算になります。

ちなみに240kcalは、食べ物では「どら焼き1個」や、「発泡酒ロング缶(500ml)1つ」程度。
生ビールなら「中ジョッキ1.2杯」くらいです。
運動では「ウオーキング約50分」、「ジョギング約27分」程度がを目安です。

今日はここまで。
ありがとうございました~❤


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