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けんこう講座 ① -健康のために-

ありがたい話。
あるきっかけで、60分間を使って「けんこう講座」と題してお話する機会をいただきました。

1ヶ月に1回の6回コースでお話させていただいております。
対象は医療従事者でもなく、介護従事者でもない一般の方です。

介護・医療のプロの方々へお話しする機会は定期的にあるのですが、一般の方への機会、わたしとしては新しいチャレンジとなります。

せっかくなので、そのスライドと内容をまとめて公開してまいります。
このコースでは「健康の自立」に焦点をあてて、3つのことを軸に話を展開します。

活動目的と3つの軸

健康をキープするためのKeyは自立です。
自立するためには、「運動・カラダのちしき」だけでは足りません。「介護のちしき」と、「保険制度の役割を理解」することも大切です。
その3つはやがて訪れる「在宅介護」を容易にします。

年齢を重ねるにつれ、身体機能は残念ながら落ちます。
介護は30歳や40歳のミドル世代にとって「まだ先の話」と思うかもしれません。
いいえ。そんなことはありません。
晩婚化した日本では、40代で親の介護が始まります。

もしかすると、介護をする世代が30代で始まる可能性すらあります。
そして、75歳をこえると、約1/3人は介護が必要となるデータがあるのです。

介護とは?

介護とはどんなイメージでしょうか?
googleで検索してみると、以下のようなイメージがいっぱい出てきます。

googleで「介護」を検索

スマイルが溢れ出ています。「ほんとに?」わたしは違和感を持ちます。
たしかに、このような場面はあるでしょう。
しかし、わたしがお仕事で出会ってきた在宅介護の99%は、こんな笑顔にあふれた日常ではありませんでした。

わたしは介護を一言であらわすとすれば、こう伝えます。

病気との戦い、
痛みとの戦い、
衰えとの戦い、
福祉制度との戦い、
時に身近な人と戦わなくちゃいけない。それが介護です。

以前、この想いを詳細にnoteしました。
💁こちら(「介護は戦い」)からどうぞ。

今、すぐに介護について学びを深めたい、という方へはオススメの本があります。
今年の5月に出版された本で「きっとラクになる介護読本」と出会いました。
介護をされたご家族の等身大の言葉、制度、職種などのふれあいを描かれた素晴らしい1冊でした。よろしければ是非!

どうやってエクササイズするの?

エクササイズに移る前に、介護保険とも関連のある3つの段階について説明をします。
「フレイル」▶︎「要支援」▶︎「要介護」の3段階です。
介護保険を実際に使えるようになるのは「要支援」からです。
支援を受ける前段階の「フレイル」という状態にフォーカスしてみましょう。

「フレイル」はFraility からきている言葉で、訳すと「虚弱」をあらします。
介護を受ける前段階を表しており、フレイルを予防することが、現在スポットを浴びています。

では、どのような方が「フレイル」という状態なのでしょうか?

フレイルは3つのセクションで語られます。
「栄養」「運動」「社会参加」です。
フレイルチェックリストが過去に読売新聞で特集されてましたので、ぜひやってみてください!

読売新聞2021.3.8

運動は大切だと分かったけど、身体機能と寿命は相関があるのか?
実は、歩く速さと寿命は相関すると研究でも実証されています。
近ごろ、歩いてたら周りに抜かされるなぁ、なんて思われる方は「フレイル」かもしれません。

運動が大切とはわかったものの、どれぐらいの運動量が良いの?という質問を受けます。
一つポイントとなるのは「有酸素運動」を心がけることです。
有酸素運動とは、体に強い負荷をかけない範囲での運動めやすです。
それを知るためにカルボーネン法という計算式があります。

簡単に有酸素運動のための「脈拍数目安」を計算してくれるサイトがあります。ぜひ、活用してみてください。
▶︎コチラよりサイトで調べてみてください。

まとめ

今回は「けんこう講座」として、講座内容をnoteしました。

さて、少しでも目新しい情報はありましたでしょうか?
今後も、3つの柱「健康」「介護」「保険制度」を深掘りしてまいります。
一般の方でも分かるようシリーズでお伝えしてまいります。

ここで、私からみなさんへお願いがあります。

私「さっとん」は訪問リハビリ従事者として、みなさんへ「在宅医療でチカラになる話」を紹介しています。
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