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想像と想像と想像 #36
「◯◯忘れ」
僕のことを少しでも知っている読者の皆さんの、僕のイメージというものはどういったものであろうか?
常に落ち着いているクールガイ。
これが皆さんにとっての、僕のイメージの大半を占めるものではないだろうか。
いや、そうであると信じている。
冗談はさておき、こんなクールガイである僕にも、いわゆる「蛙化」と呼ばれるような行動がある。
それは、異常な忘れ物の多さである。
重要な約束は忘れないのであるが、日常のふとしたところでこの行動の節々が見てとれる。
まず、洗面所やトイレの電気、エアコンを消すことができない。
幼少期から今に至るまで、幾度となく注意されてきたにもかかわらず、どうしても消すことができないのである。
トイレや洗面所に入るたび、数時間前の自分が消し忘れていたことに気がつき、今度こそはと思うものの、まるで電気を消してしまったら不幸に襲われるという強迫観念に囚われているかの如く電気を消さないのである。
「直す気がないのでは?」と言われてしまえばそれまでであるが、消したい気持ちは十分にあるはずなのである。
次に、寝る前のスマホの充電をよく忘れる。
現代人にとって、スマホの充電は死活問題である。
特に、長時間外出しない日に限って充電し、丸一日外出する日だけ充電を忘れるのである。
そのため、僕のライフは35くらいからスタートする場合が多々ある。
また、スマホの充電を忘れるようなやつは当然モバイルバッテリーの充電も切れているため、ハラハラした1日を過ごすこととなる。
日常にスリルを感じたい人には、非常に手っ取り早いのでおすすめである。
ちなみに、iQOSの充電を切らしたことはほとんどない。
不思議なものである。
最後に、無料期間を目当てで登録したサブスクの解約忘れ癖があげられる。
基本的に、映画好きなこともありアマプラなどの映画に重点を置いたサブスクは毎月支払っているのであるが、見たいアニメやドラマがぽっと出てきた時に登録し、満足して解約し忘れてしまう場合が多い。
翌月、支払い請求のメールを見てたじろぐことは日常茶飯事である。
この忘れに関して、気に食わないことが2つある。
まず、アニメしか見ることのできないサブスクのくせに、無駄に月額の料金が高額なことである。アマゾンさんは、途方もない作品数を誇るにもかかわらず300円という破格で学生を楽しませてくださる。
配送料無料という特典までつけてくださるのだ。
しかし、あまり登録者のいないであろうサブスクに限って、980円というバカみたいな料金を提示している。
また、この手のサブスクはバカの一つ覚えのように月額を980円に設定しているため、翌月の請求は驚くべきものとなる。
彼らには、身の程をわきまえてほしい。
2つ目は、無料期間ギリギリですよとお知らせするメールを送ってこない点である。
請求文だけは非常に丁寧なこれらのサブスクは、実は利用者のミスを狙う巧妙な外面野郎なのである。
「おもてなしの国日本」の恥晒しとでもいうべきであろうか。
正直、これらの失態が自業自得であることは重々自覚している。
ただ、昨今バカの一つ覚えのように使われている「多様性」という言葉によって、こんな僕が救われる世界があることを願っている。
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