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漢方薬・生薬認定薬剤師試問に向けて

こんにちは、しきです。

今回は
漢方薬・生薬認定薬剤師試問の
私なりの対策を書いていきます。
ちなみに2020年の試問は延期になっています。

漢方薬・生薬認定薬剤師とは…
漢方薬・生薬に関する専門的知識を修得し、能力と適性を備えた薬剤師であることを認定する制度です。

まず、公益財団法人 日本薬剤師研修センターと日本生薬学会が実施する研修を受け、試問に合格する必要があります。

参照→★日本薬剤師研修センターHPより★

試問は上記HPよりダウンロードできます。
こちらからもどうぞ。

◆近年の傾向

①歴史問題(文献)×1題
②生薬の有効成分、特徴
(調整法、注意事項、基原植物、薬用部位)
③漢方処方

④生薬や基原植物の写真問題
(名称、薬用部位など解答する)

※2019年度は急にGACP、GMPについての問題も。

太字で書いたあたりが大半です。

ひとつひとつ見ていきましょう。

◆対策

①歴史問題(文献)

出る内容はもうほとんど決まっています。
過去問を解いていけば、またこれか!というものばかり。
出題形式はひねりを加えてきてるので、
出てくる文献や人物のキーワードを把握しておくといいでしょう。

私は出題されたものに関しては答え以外もノートにまとめておきました。

②生薬の有効成分、特徴
(調整法、注意事項、基原植物、薬用部位等)

キモです。
出題形式は多岐にわたりますが、
やはりよく出るのは麻黄、地黄、桂皮…など代表的なものばかり。
薬用部位、有効成分、有効成分の生合成経路、構造式、なるべくすべて抑える必要があります。
特に構造式は必ず出るので、代表的な骨格だけは把握しておき、あとは骨格の種類(特にアルカロイド)から推測できるようになるとよさそうです。
個人的には、骨格は生合成経路から覚えるととっかかりやすいです。

こんな感じで薬効や確認試験方法(↑には書いてませんが)も書いておくと多角的に覚えられます。

これは国家試験の勉強のときに作ってた付箋です。
比較的きれいだったので再利用してます。

③漢方処方

ここもキモです。
近年はここが重視されてる傾向にあると感じます。
一般的な処方はわかりやすいのですが、私の場合、通常の業務ではあまり見ない処方も過去問には肩を並べています。
テキストの処方関連のページを見直して、できればまとめるまでしておくと良さそうですが、正直どこからどう出るか読みにくい部分なので、知っている知識を確実にして置くのが先決でしょう。

④生薬や基原植物の写真問題

これも結構形式バラバラです。
ただ、出題されるのはテキストの巻頭カラー部分に掲載されているものなので、繰り返し確認すればどんな形式でもいけるはずです。
ただ、名称だけでなく薬用部位や科名まで聞いてくることがあるので、
私の場合はカラーコピーして色々書き込んでます。


↑こういった感じです。
科名、薬用部位は生薬単で確認しました。

完全な私見ではありますが
漢方薬・生薬認定薬剤師試問の傾向と私の対策でした。
試問が終われば反省点も記載できればと思います。

※講習では最後に佐竹先生から試問についてのお話もありました。そちらで紹介されていた漢方処方や生薬についてはしっかり見ておいたほうが良いかと思います。著作権が発生しているのでこちらにはかけませんが…

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