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塩分過剰で高血圧?のパート2

前回は塩分の過剰摂取となぜ減塩するべきと騒がれている理由を話し、その理由について科学的根拠の不足を指摘しました。
今回はその続きです。


減塩をぶった斬る②

前述した2つ目の科学的根拠の不足ですが、実際に塩分摂取量と血圧の関係を示したものはあります。が、高血圧と言われる基準と照らし合わせても数%程度の影響しかありません。(ちなみに医薬品は10%程度の降圧作用があります。)さらに塩分の摂取不足により逆に血圧が上がるというデータも出ています。また減塩の効果は個人差が大きいこともわかっています。それなのに日本のメディア達は減塩=健康的と噂話を振り撒いているのです。


最適な塩分摂取量は?

ここで気になるのは最適な塩分摂取量です。何を参考にすればいいのかがわからなくなりますよね。最適な答えはありませんが、1つの基準はあります。私の考えになりますが1日あたり6〜8g程度と結論づけましょう。もちろんジャンクフードなどで6gは過剰です。発酵食品などを交えながらであれば8gでも適正と言えます。


まとめ

最適な塩分摂取量には論争がありますが、過剰摂取や摂取不足は何にせよ悪影響があります。これは塩分に限らず食品や水分にも当てはまります。どんなものにも適正量があるので改めて意識してみると良いかもしれませんね。


参考文献

  • 日経メディカルhttps://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/nejm/202112/573049.html

  • NHK 減塩による高血圧の対策 塩分と血圧の関係とおすすめ減塩レシピhttps://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1061.html

  • 日本人はどこまで食塩を減らせるか? https://www.jstage.jst.go.jp/article/eiyogakuzashi/78/2/78_49/_pdf/-char/ja

  • 厳格な減塩は本当に必要なのか https://kindai.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_id=19931&item_no=1&attribute_id=40&file_no=1&page_id=13&block_id=21

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