タイ サイアム ブルームーン
サイアムはタイの古名シャムを英語風に読んだもの。
近年のコーヒー需要の拡大を受け、コーヒーの産地も広がりつつある。コーヒー大国ベトナムと同じインドシナ山系でも開発が進んでおり、雲南はすでに名声を得つつあるが、ラオスやタイ東北部でも良品が得られるようになりつつある。
サイアムブルームーンはタイ産の選抜品だが、雲南に似た印象で、すっきりした味わいである。ただ、雲南にはない独特の重さがある。それが苦味でも酸味でも渋味でも甘味でもなく、なんと表現したらよいかわからないので、仮に「コク」と呼んでいる。コーヒーの味の形容で使われるコクがこの味を指しているかは、自分でも自信がない。
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