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ハイテック茶こしでドリップを試す

ハイテック茶こし

世の中には金属メッシュ型コーヒーフィルタというものがあるが、ハイテック茶こしというものが、その代用として高機能、という話を何度か見た。

その商品は、「ミネックスメタル 18-8 ハイテックティーストレーナー」か「エムテートリマツ 18-8 ハイテック茶こし」となっている商品である。ミネックスメタルもエムテートリマツも卸業者の名前で、販売ブランドこそ違うが中身は同じものである。ミネックスメタルのほうが安いと思う。

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さて、この商品を取り寄せてみて、ドリップと浸漬法で試してみた。

まずドリップのほうだが、「大」の大きさで1~2杯取り用の大きさである。ドリップ時間は30秒程度で、遅くも早くもできない。円錐型のペーパーフィルタよりも早く落ちるため、味は雑味がない代わりかなり酸味寄りになる。微粉やオイルは多少出る程度である。

浸漬法の場合は素直に作ればよく、フィルタで濾すのに+30~60秒程度の時間がかかると考えればよい。自分的には、混ぜてガスが抜けたなと思ったらそのまま落とす程度である。微粉とオイルは多少程度で出る。抽出までの時間をかなり短くコントロールできるので、フレンチプレスのようにコントロールが容易である。

結論としては、金属フィルタとしては最上のものの一つである。特に金属フィルタ、布フィルタともに再利用可能なのものは微粉が徐々に詰まるのが難点だが、これに関してはほとんどそれがない。味のコントロールも容易で、かなり良い。


いろいろな豆を色々な焙煎で試してみたが、全体的に言えば中深煎り(フルシティロースト)をブラックで飲む際に美味しく頂ける、という傾向であるように思う。下記のペーパーフィルタの評価は2杯どりの場合。

ベトナム ダラット アラビカ S18(エバーグリーン)・中深煎り

台形フィルタで淹れると若干渋いが、円錐フィルタではちょうどいいフルシティといった感覚。ハイテック茶こしでは若干酸味に寄る。

ニカラグア ペラルタ農園ハニー・中深煎り

台形フィルタで淹れると味が立たない。円錐フィルタでは希望していたいい味が出た。ハイテック茶こしではカフェオレには向かないがストレートで飲む分には甘みもあり美味しいコーヒーが入る。

パプアニューギニア キンデン ピーベリー2016・中浅煎り

台形フィルタでちょうどいい酸味に仕上がるような焙煎度合いで、ハイテック茶こしではやや酸味が勝ちすぎる傾向がある。



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