一文字違い 読み方違い
少しずつ、身体が元気になっていっていることを感じる。
気持ちも戻ってきたんだ。そのはずだ。
サイトを開く。求人を見る。
仕事をしている自分を想像する。
するとあいつがやってくるんだ。
「また同じことになるぞ」
「働くなんて辞めとけ」
「やりたいことを見つけろよ」
焦る。焦る。
「皆仕事してるぞ」
「何言い訳してるんだよ」
「自己管理くらいしろよ」
焦る。焦る。
耳鳴りがする。
耳元でずっと叫ばれている。
高熱が出た時に必ず見るイメージだ。
大勢の真っ白な人型が、何かを押し上げてこちらに迫ってくる。
そんな不可解な、不愉快なイメージ。
「あの時の自信はどこいった」
「口だけだな」
「また慰めてもらいたいのか」
「目立ちたがりなだけだな」
焦る。焦る。
足先が冷たくなる感覚。
別に死にたいとは思わない。
ただ、難しい。とても。
みんな凄いんだよ。
どうして仕事を普通に出来て、私生活も出来てるの?
みんな凄い。
虚勢をはらなきゃ生きれない。
見栄をはらなきゃ歩けない。
こうして文章にしないと。
どうやったって、ぐるぐるぐるぐる。
「まだ3ヶ月だよ」
ううん、もう3ヶ月だよ。
止まらない。焦る。焦る。
頭の中だけ、いつも黒焦げ。
病んでないよ、悩んでるんだ。
もう朝になる、寝ないとね。
おやすみなさい。
投げ銭は、私の東京への旅費の足し(表向き)と息抜きに使われます。していただけたら嬉しいですが、本当にただの大学生なのでよーーーーーーーーーーーーーくかんがえてください