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コロナ禍のなかで日常を届けてくれた世界中のInstagramのともだちに、 本を届けたい!

このプロジェクトについて
『7WEEKS』と名づけたこの本は、日本に緊急事態宣言がでていた期間に世界中で撮影された日常写真をあつめて完成しました。その写真を送ってくれた海外にいるともだちに、データではなく実物の「本」を届けるプロジェクトです。

COVID-19が世界に蔓延するなかで

日本だけでなく世界中で、さまざまな社会活動の制限がありました。
会いたい人に会えない、自由に外出できない、深々と深呼吸できない、そんな不自由な世界に一変しました。
そんななかでも、ささやかな日常のよろこびを感じながら暮らしたいと、誰もが思いながら日々生活していたと思います。

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わたしにとっては、Instagramから流れてくる世界の人たちの日常写真を見ることが、心の支えになっていました。気軽にフォローしたりされたりしながら、コロナ禍の世界である種の連帯感を持ってつながっていたように思います。
実際に会うことも、移動することも、触れることもできないけれど、コロナ禍のなかではいつも以上にインターネットやSNSのありがたみを感じました。

ちょっと自己紹介

わたしはコロナ以前から「日常採集標本家」と名乗って、日常の暮らしのなかでみつけたものを採集して標本にするという活動をつづけています。

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採集は写真撮影、標本はワークショップやインスタレーション、本やグッズの制作などさまざまな方法でおこなっています。

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日常を「おもしろく、なかよく、ごきげんに」暮らしたい! という気持ちは、コロナ前もコロナ禍でも変わりありませんでした。

コロナ禍の日常採集標本

いつものようにInstagramを見ていたある日、あることに気がつきました。
Instagramで、世界中の日常採集標本ができるんじゃないか!?

コロナ禍で荒んだ心が癒されていたのは、Instagramで日常採集標本活動ができていたからなんだと考えるようになりました。自由に人と会えない、自由に外出できない世界のなかで、Instagramは自由に日常採集標本活動ができる場所だったんです。

それが分かったのが、ちょうど緊急事態宣言が終わった5月末のことでした。そして6月になると、コロナ禍の世界中の日常を採集した「本」をつくる決心が固まっていました。
すぐに、Instagramのともだちに、拙い英語でDMを送りまくりました。毎日何十件もDMを送りつづけました。

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日本語に訳すと、こんな感じです。
こんにちは。突然のDMすみません。お願いがあって、送らせていただきました。いつも投稿されているような日常のすばらしい写真を私に送ってくれませんか?
私は、「日常採集標本家」と名乗って、日常生活のなかでみつける心躍るものを採集(撮影)し、展示活動などをしています。
COVID-19の影響で、日本では7週間の非常事態宣言が出ていました。私はこの7週間、つつましい生活を送っていました。でも、皆さんの投稿に救われて、私の心は幸せでした。
一人一人の日常生活が何よりも素敵だということに気づくことができました。この7週間を忘れないように、世界中から日常の写真を集めています。集めた写真をアートブックにして、ブックフェアでひろく紹介したいと思っています。

あなたの日常で発見して撮影した写真を送ってください!!

・撮影日が4月7日~5月25日(日本の緊急事態宣言期間)の写真を選んでください。
・写真はお一人様1枚限定でお願いします。
・下記内容をコメントしてください。アートブックに掲載します。
  (1)撮影した日時 (例)5月5日18:35  
      (2) 写真の場所(地名と国名) (例)京都日本 
    (3)写真の被写体またはタイトル (例)道の草、壁の模様とか 
    (4)撮影者の名前(ニックネーム)

写真募集の締め切り日は6月30日です。このメッセージに写真とコメントをつけてご返信いただければ嬉しいです。とつぜんのお願いにもかかわらず、さいごまで読んでくださりありがとうございます。

こんなDMをいきなりもらったら、あなたはどうしますか?


はじめのゴールは「本」づくりだった

そうなんです。実はこの頃、クラウドファンディングのことなんて、これっぽっちも考えていませんでした。
とにかく、Instagramのともだちから写真をあつめて本をつくることを目標にしていました。本の出展先は BOOK ART EXHIBITION(THE LIBRARY 2020 Tokyo)と決めていました。

InstagramのDMは、数百件以上送ったと思います。実際にあったこともない異国の人から突然DMが送られてきたにもかかわらず、何人かの人から少しずつお返事をいただくようになりました。


特にうれしかったのが、わたしの本づくりを応援してくれるメッセージでした。

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まだ雪が残るノルウェーからの写真も印象的でした。

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オーストラリアからは、秋の海が届きました。

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ロックダウン中の便りも届きました。

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出会ったこともないInstagramでつながっている人たちと、DMのやりとりを通じて「ともだち」になりました。


日常採集標本集『7WEEKS 』

気がつけば、32の国と地域から72人もの人たちが協力してくれました。
本をつくれたらいいなくらいの気持ちではじめた呼びかけでしたが、正直驚くしかありませんでした。COVID-19という世界的なパンデミックの状況が、わたしたちをつなぎあわせて、連帯感をうんでくれたのかもしれません。
DMのやりとりを何度も繰り返しながら、ともだちから寄せられた写真を、1冊の本にまとめることができました。そして、ともだちに「できたよ!」と、完成イメージ動画を送リ届けることができました。


そして、あとは出展するだけ! と、なったんですが‥‥

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データじゃなくてリアルな本を届けたい!

じぶんのゴールと思っていた本が完成したのに、モヤモヤしていました。

出展がゴールじゃない。そして、本のデータをともだちに送ったら、OKなんかじゃない。という想いが、ドンドンおおきくなってきました。

そのモヤモヤの正体は、この本に協力してくれた世界中にできたともだちに、実物のリアルな本を届けられないということでした。

まだまだコロナウイルスが世界中に蔓延しているときだからこそ、オンラインやデータじゃなくって、実際に手に触れられて重みのある実物の「本」を届けたい! と、本気で思うようになりました。

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ともだちも、わたしも、あなたも、うれしくなれたら。

はじめは、じぶんのためだけに本をつくってアートブックフェアに出展する予定でした。

つぎには、ともだちに「本」を届けたいと思うようになりました。
だけど、これだけの数の本をつくって海外届けるだけの資金がわたしにはありませんでした。

そもそもはじめから、海外のともだちに本を送ることをあきらめていた自分がいたことに気がつきました。

でも、諦められない。届けたい!

だから、これを読んでくださっているあなたにも、協力をお願いしたいと思うようになりました。
人生初のクラウドファンディングです。


奇しくもオリンピックが開催する予定だった2020年にCOVED-19が蔓延し、この夏にこの本が完成しました。

海外から日本に集まれなくても、世界の日常が日本に届いて本になり、
その本が日本の皆さんと世界中のともだちの元へ届けられたら!
 

それこそが、コロナ禍でみつけたわたしのゴールだったと気づきました。

ぜひ、皆さんの力を貸してください!!
みんなでいっしょにうれしくなれたらステキだなぁと思っています。

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目標資金額の内訳について

皆さんにご協力いただいた全額をこのプロジェクトに使わせていただきます!

達成目標資金額・・・25万円

 本の制作費用・・・約13万円(@1,000 円×130冊)
 海外への送料・・・約 7万円(@1,000円×70冊) 
   国内の郵送代・・・約1.5万円(@ 250円×60冊) 
   手数料、雑費・・・約3.5万円(クラファン成立手数料は約2.5万円です)


みんなに「本」をお届けします!

ご協力くださった方への特典について、説明させていただきます。

●今回制作した「本」をお届けします!

●よければ、ご協力くださったあなたの名前を本に掲載させてください!
海外のともだちには、あなたの名前がクレジットされた本をお届けします。 もちろん、ご協力くださったあなたのお手元にも! *名前はローマ字(ニックネーム可)かInstagramのアカウントか選んでいただけます。

●日常採集標本箱バッジつきの特別標本箱パッケージ版も! 

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想定されるリスクとチャレンジ

このプロジェクトは、目標額に達成しなければ実施しないことに決めました。
少しでも多くの人に本を届けたいきもちは確かにあります。だけど、海外のともだち全員に本を送り届けることが前提で、誰か一部の人にだけに届けると言うことはしたくなかったからです。
そんなわたしのワガママにご協力いただけたら、ほんとうにうれしいです。
*新型コロナウイルスの影響により郵送できない一部の国と地域がありますが、解除され次第郵送させていただきます。

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さいごに

あなたは、緊急事態宣言中、いつ、どこで、なにをしていましたか?

この「本」のタイトル『7WEEKS』は、日本に緊急事態宣言が出ていた期間がちょうど7週間だったことに由来しています。

この7週間のあいだ、わたしたちはおなじ境遇にいました。そして、ちょっと視野をひろげると、世界中にたような状況のなか2020年春を過ごしていたことになります。
つらいことやかなしいことはたくさんあったけど、世界中のみんながちいさなよろこびをみつけながら過ごした期間だったと思っています。

そんな、ちいさいけど困難に負けない尊い日常の「記憶」が、この本にはつまっています。

あなたの、わたしの、あのひとの、かけがえのない『7WEEKS』です。

本を愛する皆さんの手で、この『7WEEKS』を世界中にはばたかせてください。皆さんのたいせつな記憶とともに。

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さいごまで読んでいただき、ありがとうございました。



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