小西秀和

日常採集標本家。 アートとカレーと温泉と本とカーブミラーがすき。福祉のお仕事しています。

小西秀和

日常採集標本家。 アートとカレーと温泉と本とカーブミラーがすき。福祉のお仕事しています。

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日常採集標本

非日常にあこがれていた私が、日常を好きになった物語でもあります。 じっくり読めば10分程かかりますが、日常採集標本という造語にピンときた方は、読んでいただければうれしいです。 パンダ事変むかし、動物園にいったときのことだった。パンダを一目みようと、ながい列にならんでいた。 こんなに暑いのにあと30分くらいはかかりそうだなぁ、せめて建物のなかに入りたいんだけど‥‥と、待っているとき、事件がおこった。 「いたよ〜! いた、いた〜!」と、子どもの元気な声。 まだパンダは見えな

    • カレーとソーシャルワーク

      こちらは、「カレーの学校Advent Calendar 2023」の投稿です。   カレーの学校ってなに? って言う方は、下記をご参照ください。 では、あらためて。カレーの学校4期(京都)の小西ともうします。 4期が開校されたのは、今から6年前の2017年。その翌年にカレーの学校アドベントカレンダーを10期のーどみさんがはじめてくださり、そこから毎年参加させていただいています。 この場をかりて、のーどみさんには感謝をお伝えしたいです。毎年、カレーライフを振り返りつつ、み

      • 一日の終わりにお風呂泡立てて流して終い春を待つ

        #清潔のマイルール #短歌

        • カレーを遊ぶ!?

          ※こちらは、【カレーの学校 Advent Calendar 2022】12/13の投稿です。 読まなくてもいい前置き~この一年間のカレーシーンを振り返るこんにちは。京都4期の小西秀和ともうします。前回noteに書いたのが、なんと一年前。なんとまあ、一年のはやいこと。というか、この一年noteに何も書いてこなかったことにびっくり!日記じゃないけど、真っ白なノートにはさみしさがある。 カレーの学校を卒業してから五年半。年を追うごとにカレーからの距離が遠ざかっている。カレーの学

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        日常採集標本

          家族とカレーとわたしの距離感

          ※こちらは2021カレーの学校アドベントカレンダーの3日目の投稿です。 こんにちは。京都4期の小西秀和ともうします。 4期って‥‥いまから4年半も前のこと。 懐かしすぎる!! あれから4年半、いまではすっかり「パパのカレーは嫌い」という発言が我が家で定着するようになった。 理由は簡単、ホールスパイスのジャリジャリというかゴロゴロという異物感が大っ嫌いだからだ。 スパイスカレーの手法を覚えたてのわたしは、ホールスパイスもいれまくった。 テンパリングなんかした日は最悪だった

          家族とカレーとわたしの距離感

          夜窓採集

          帰路仕事 暗夜路行 漏出窓明 五感充実 快癒孤独 夜窓採集継続中

          夜窓採集

          城の崎にて、檸檬

          えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧おさえつけていた。 これは、梶井基次郎『檸檬』の書き出しだ。 舞台は約100年前、大正時代の京都。 私は、できることなら京都から逃げ出して誰一人知らないような市へ行ってしまいたかった。 わたしもそんなふうに思うことがある。 梶井の小説『檸檬』は、だからと言って京都から出るわけではなく、 京都の街をぶらぶらした描写が書かれている。 いまは令和時代の京都。 わたしは梶井ができなかったことをしようと思った。 行き先は兵庫県の北部にあ

          城の崎にて、檸檬

          私とカレーと家族と

          ※こちらは2020カレーの学校アドベントカレンダーの12日目の投稿です。 こんにちは、カレーの学校4期の小西ともうします。 ことしもこの季節がやってきた。 書くのは3回目。 カレーの学校と出会って3年目の冬。 実は毎年、カレーと家族について書いている。 毎年書くことの効用があるとすれば、 カレーや家族との距離感が、 わかることかもしれない。 1年目は、カレーと密着していた。 カレーをつくるのがうれしくて、 家族に食べてもらいたくて、やけどした。 カレーもプレゼントもおし

          私とカレーと家族と

          初体験のいけばな合宿は、世界をみる目をかえてくれた。

          すこしまえですが、華道の流派「みささぎ流」の家元である片桐功敦(あつのぶ)さんによる企画の「いけばな合宿」に参加してきた。 実は、『SACRIFICE 片桐功敦 ―未来に捧ぐ、再生のいけばな』を知ってから、ずっと気になっている存在だった。 自然のなかで、花だけではなく、枯れた枝も虫喰いの葉も含めたいろんな「はな」を発見するヨロコビを体験した。 というのも、秋の深まる野山に出かけ、「はな」を採集し、陶芸家の森岡ご夫妻の作品にひたすらいけて、片桐さんがアドバイスをくださると

          初体験のいけばな合宿は、世界をみる目をかえてくれた。

          コロナになればクラファン達成!?

          風が吹けば桶屋が儲かる! みたいなことって、あるんです。 そう、コロナ禍になったから クラウドファンデイングの目標額を達成しました!! とは言え、まだ終わってないんです。 noteを通じて、一人でも多くの方に 知ってもらいたくて、これを書いてるわけなんです。 これだけ読んでもなんのことやら?? だと思いますが、まぁ、ちょっとだけ。 コロナになればクラファン達成は、こんな顛末。 ①コロナ禍になったから、Instagramばっかりする ②Instagramばっかりする

          コロナになればクラファン達成!?

          コロナ禍のなかで日常を届けてくれた世界中のInstagramのともだちに、 本を届けたい!

          このプロジェクトについて 『7WEEKS』と名づけたこの本は、日本に緊急事態宣言がでていた期間に世界中で撮影された日常写真をあつめて完成しました。その写真を送ってくれた海外にいるともだちに、データではなく実物の「本」を届けるプロジェクトです。 COVID-19が世界に蔓延するなかで日本だけでなく世界中で、さまざまな社会活動の制限がありました。 会いたい人に会えない、自由に外出できない、深々と深呼吸できない、そんな不自由な世界に一変しました。 そんななかでも、ささやかな日常の

          コロナ禍のなかで日常を届けてくれた世界中のInstagramのともだちに、 本を届けたい!

          クラウドファンデイングはじめました。人生初!

          事実も小説も”奇なり” #キナリ杯 を企画しnoteに旋風をまきおこした 作家の岸田奈美さんのことばだ。 考えたら、いまのこの世界も”奇なり”だし、 わたしが生きているということも”奇なり” としか、言いようがない。 そして、わたしがクラウドファンディングを することになるなんて”奇なり”。 なぜ、することになったかって? Instagramのせいかもしれないし、 COVID-19のせいかもしれないし、 緊急事態宣言のせいかもしれないし、 #キナリ杯 のせいかもしれ

          クラウドファンデイングはじめました。人生初!

          バイバイ、たらればさん。

          「先が短いので、いろいろやっています」 ずっとお世話になっている方から、メールが届いた。 「明日がわからないのは、みんな同じです」 と、返信した。 私の親世代の方に、失礼なお返事だったかもしれない。 だけど、先が短いか長いいかなんて誰にもわからない。 だから、いろいろやる。 それで、いいのだ。 *** すこし前のこと、わたしは#キナリ杯に応募した。 そして、賞金を獲ったらこんなことやってやる! と、妄想した。 結果、妄想だけがわたしの手元にのこった。 ときを同じくし

          バイバイ、たらればさん。

          ぐるり京都市京セラ美術館さんぽ

          京都はちっちゃい。 ちょっと、そこまで。 外観をライトアップするLED。 4色の組み合わせ。 狐の嫁入りみたい。 階段のぼる。 あお、しろ、みどり、あか。 たま、たま、たま、たま。 石柱をのみこんでいる樹。 ちょっと一服。 すきまから。 なかに入る。 やさしい曲線。 見上げる。 見上げる。 見上げる。 入口。瑠璃の浄土。 薬師如来の正式名が「薬師瑠璃光如来」だと知る。 そして、瑠璃光に出遭う。 ぐるり、そとも、なかも、じっくり、さんぽ。 作品の写

          ぐるり京都市京セラ美術館さんぽ

          世界の日常から

          コロナのバッキャヤロォーー!!!!! ニューノーマルでWITH CORONA。イェイ! おれの日常カムバック。ワオ! STAY HOMEがおわっても ソーシャルディスタンシングでダンシング! ほんまに、踊らなやってられへんこの状況。 どないしてくれるん? 階段の踊り場くらいしかないけどな。 コロナには腹立ってるんやけど、 よくよく考えたら怒る理由なかってん。 実はな、なんも生活変わってへんねん。 コロナの前も、今も。おれ。 そのときにな、気づいてもうてん。 日常の「

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          のび太が“あやとり”を得意な3つの理由

          さいきん、娘があやとりにハマっている。 いっしょにお風呂にはいっているとき、ひたすらふたりあやとり。 わたしが頭をあらっているときは、足の指をつかって、ひとりふたりあやとり! をしていることもあってビックリだった。 スマホでゲームや動画を見ている一方で、あやとりをしている娘を見て、なんだかホッとした。 そういえば、のび太はあやとりが得意だった! それを娘に伝えてみると、なんで? なんで? なんで、のび太はあやとりが得意だったんだろう? ていうか、ドラえもんの作者、藤子・

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