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スタバのドライブスルーで学んだ話

先日家族で出かけた帰りのこと

子供たちは疲れて車の中でグッタリ。
私も妻も疲れてるものの
今から1時間少しの道中を
帰らなくてはならない。

何かコーヒーでも飲みたいと私がいうと
たまにはスタバで買おうと妻が提案した。

感染症が流行する前は出張が多かったので
次のアポまでの時間をスタバで
過ごすことが多かったのだが、
感染症が広がってからなかなか行く機会がなかった。

ナビで最寄りのスタバを調べると
比較的近い距離にあったので、
そこに向かうことにした。

子供たちは疲れて早く帰りたそうなので、
ドライブスルーで注文することに。

日ごろあまり行かないので
ドライブスルーのメニューの前で
どれにしようかと迷っていると
音声で対応してくれた方が細かく
商品の説明をしてくれた。

妻の要求はフラペチーノを飲みたいけど
そんなに甘いのは嫌という
無理難題のようなものであったけれど、
店員さんは「それならこういうのができます」
と提案までしてくれたのだ。

そうしてお金を払って商品を受け取り、
さっそく飲み始めたのだが、
私も妻も驚くほど自分が飲みたかった
ピッタリの味に驚いた。

スターバックスコーヒーは
コーヒー屋ではなく3rdプレイス。
こんな言葉を聞いたことがある方も多いだろう。

実際スターバックスはそのコンセプトで
感染症の時期にも飲食業の中で
比較的ダメージが少なかったと言われている。

もともと3rdプレイスというゆったりとした
時間を提供する環境なので
密になることも少なかったのに加え、
家にいることが多くなると、
やはり3rdプレイスが恋しくなるからだろう。

感染症の時期にはお酒を提供するビジネスは
かなり壊滅的なダメージを受けたが
コーヒーには特に規制がなかったこともあり
今も多くの店舗が元気に運営している。

そんなスターバックスでドライブスルーを
頼んでしまうと、
少し勿体ないと私は最初感じていた。

なぜならドライブスルーでは3rdプレイス感を
感じることができないからである。

本当は席にゆったりと座ってのんびりと
コーヒーを飲んで落ち着いてから帰りたいと
妻も私も感じていた。

しかし、子供がいてはとても落ち着いて
飲んでられないので私たちは仕方なく
ドライブスルーを選択したのだが、
ドライブスルーでも十分にスタバに来てよかったと
実感させられたのだ。

これは自分にピッタリな商品を選ぶことを
サポートしてくれた店員さんのおかげに
他ならない。

3rdプレイスは店内だけではなくドライブスルーでも
ちゃんと再現できるところが
やはりスタバがしっかりと伸び続ける理由なのだろう。

私たちは日々いろいろな変化にさらされている。
そしてビジネスを取り巻く環境も
常に大きな変化が起こり続けているが、
顧客に自分たちが提供できるものは
何かを皆がしっかりと理解している
組織はやはり強い。

スターバックスはコーヒー屋ではなく3rdプレイス
このセンセプトは顧客のためだけでなく
働く人に認識を合わせさせるために必要なのだ。

企業という組織で働く一人として
そして個人として発信をする者として
自分が提供できるものを今一度
しっかりと考え、理解することが大切だと
改めて感じる機会となった。


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